創業の精神
昭和30年に浮海徳七によって設立され、富士紡績様を親会社とする富士機工様との取引により順調に業績を伸ばしてきたが、競合相手である某会社の台頭により、経営は悪化をたどる。その会社の中心人物が、当時、営業部長の鈴木喜徳であった。
父、鈴木喜徳は、当時のその会社社長より台頭を恐れられ退職に追い込まれる。そして倒産に近い入出運送の再建を浮海徳七から依頼を受け、昭和51年2代目社長に就任する。
鈴木喜徳は、妻の献身的な支えと持ち前のたゆまぬ努力により、幾多の困難を乗り越え、富士機工様より多大な信頼を頂くこととなる。
昭和62年、900万円の累積赤字を解消し、7万円の黒字化を遂げる。実に11年もの月日が経過していた。そこで培ったものは、お客様への奉仕の精神と従業員とその家族を大切に思う心であった。鈴木喜徳は、「社員と家族の幸せを願って経営をしています」を経営の心とし、次世代へ受け継ぐ事となった。
我々は、鈴木喜徳の思いを受け継ぎ「人を大切にする心」を決して忘れてはならない。