2014年9月27(土) 10/365
<若者は馬鹿じゃない>
先日、浜松西倫理法人会の副会長であるG.D.Sの谷野社長が輝いていた。実にかっこいい!
東海北陸地区の約80店舗の「牛角」チェーンの代表である。アクトのホールが熱気に包まれていた。それは、G1グランプリ。それぞれの店舗が1年間の活動成果をプレゼンテーションする。働く人は、自給800円のアルバイトさんが主力。その若者達が最高のプレゼンをやってのけたのである。
プレゼンとは伝える力、それも意識を伝えるもの、意味ではない。見事に心から湧き出てくる念いを伝えていた。とかく今の若者は、お金を追う、楽な仕事を選ぶ、いやなら別のアルバイトに動く、そんな思考だと思うが、牛角にはそれはない。全てはお客様のために、そして、「今の全力が未来の力である」と信じ、輝いていた。
売上目標を掲げているが、売上アップを目指しているのではないのだ。あくまで結果にすぎない。お客様の笑顔を見たい、お客様に喜んでもらいたい。そして、地域に貢献したいという信念が、一歩踏み込んだ行動となり、地域の皆様に応援されているのだ。
どうやら、牛角に足を運ぶお客様は、焼肉を食べに来ているのではないようだ。
牛角で働く人のお持て成しの心によって、励まされ、勇気を貰い、明日への活力と
なっていると考える。それは、企業でいう経営理念の浸透だろう。
何故、私たちは、働くのか、生きるのか。その問いを体感しているのではないでしょうか。牛角で働くアルバイトさんは、遠くないうちに社会人としてスタートするために大事な「心の教育」を受けている。このような会社を世間は、応援しないはずがない。まさに利益は後、お客様が先。
若者は馬鹿じゃない。荒んだ世の中の犠牲者と言い変えたい。我々大人の方がしっかりせにゃならん。そんなことを思う朝でした。