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繁栄の条件

2019年08月15日

2019年8月15日(木) 1026回目

<繁栄の条件>

なぜ、うまくいっている会社の経営者はご先祖を大切にするのか

天明 茂著(致知出版社)より抜粋 その2

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 家の継承者や事業継承者にとって家の歴史を知っておくことは必須である。

 前にも触れたが「三代続けば家は栄える」という諺があるかと思うと「三代目で潰れる」ともいわれる。どちらも正解で、「三代続けば栄えるけど、なかなか三代続くのは至難」なのである。この「続く」というのは単に誰かが家を継いでいるだけではなく「繁栄」しているという意味である。繁栄を維持するのが難しいのである。

 私は多くの行詰った会社の指導に携わってきたが、この意味の大きさを痛感する一人である。では、どうして続かないのだろうか。

 創業者には「親が破産してしまったので自分はゼロから頑張った」、「親の借金を抱えながら精一杯返してきた」など裸一貫から出発している人が多い。このような人の中には、親が自分に試練を与えてくれたと受けとめ感謝している人が圧倒的に多い。決して家を潰した親を恨んでいない。二代目はこの親の苦労をみて育つから自分も精一杯頑張る。ところが三代目となると家庭が裕福になっているからどうしても甘やかされて育つ。しかも、その豊かさが創業者の血のにじむような努力のおかげであることが分からない。したがって感謝が少ないし、努力もあまりしない。結果として衰退に至るという構図である。

 初代、二代目がしっかりしていれば、三代目は特別な苦労なくとも順調に発展していくことが多い。ところが、それを自分の能力、努力の結果として誤解してしまうと没落が始まる。家の繁栄も事業の繁栄も先祖代々の努力の賜物であることを忘れ、そのことへの感謝を忘れた時に「我」が出てきて、他の意見を聞かない、耳の痛いことは特に聞かないという「独善」となり衰退から破綻に至るのである。

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 凄く共感できる話です。少なからずともそのような境遇にいた者として、最も継承していかなければならないことは、感謝の気持ちを忘れないことであると思っています。 

 事業継承とは、事業そのものを引き継ぐことでもありますが、先代からの創業の精神、会社の存在意義をしっかりと伝えていくことが永続的な繁栄の条件であると考えています。

 

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