2020年5月10日(土) 1038回
<天からの封書>
小さな人生論(致知出版社) より抜粋 その4
藤尾秀昭著
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森信三氏は、「人はこの世に生まれ落ちた瞬間、全員が天から封書をもって生まれてくる」と言っている。
「その封書を開いたら、あなたはこういう生き方をしなさいと書いてある。しかし、せっかく天からもらった封書を一回も開かないままで死んでいく人が多い」
この道を行くとは、天からの封書を開くということである。あなたは天からの封書に気づいただろうか。封書を開いた人生を歩んでいるだろうか。
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自分は何のために生まれてきたのか。そんな難しいテーマは考えたことがなかったし、必要性さえも感じなかったという始末なのです。しかし、全ての出来事が必然であるように、自分がこの世に生まれたことは、偶然ではなく意味のあることだと考えたいのです。
では、自分が何のために生まれてきたかを気づくためには、まずは考えること、考え続けることであると思うのです。その過程において自分の行いを反省し、自分を磨いていく努力を怠らないことです。さすればある時、「はっと!」気づいたりします。それが天からのメーセージだと思うのです。それが真に腹に落ち、素直に実践していけば、自ずと導かれていくものと信じたいのです。