2016年12月26日(月) 831/1000
<100年企業へ>
皆さんおはようございます。
修養訓(致知出版社)
「老舗の四原則」より引用
著者:藤尾秀昭氏
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何百年も続く老舗を観察すると、共通のものがあるように思える。
一つは創業の理念を大事にしていること。その時代その時代のトップが常に創業の理念に命を吹き込み、その理念を核に時代の変化を先取りしている。
二つは情熱である。永続企業は社長から社員の末端までが目標に向け、情熱を共有している。
三つは謙虚。慢心、傲慢こそ企業発展の妨げになることを熟知し、きつく戒めている。
四つは誠実。誠のない企業が発展した験はない。
いずれも不易の基をなすものである。その不易を遵守していくところに生命の維持発展がある。
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会社が100年続くことは極めて難しい。多くの会社は100年を待たずして消えていくことになる。言い換えれば、会社は潰れるということである。会社が潰れるということは、社会からその存在価値を認められなくなったときです。
20年くらい前はポケットベルが主流でしたが、携帯電話の普及で一瞬に消えた。それに伴い多くの会社も消滅したでしょう。一昔前までパソコンなんてありませんでしたが、今では一人一台は当たり前。自動車では自動運転が目前。時代の変化は凄まじく早い。
そのように考えると将来の変化を予測して会社の方向を決めていかなければ、会社は潰れるということになる。会社が100年続くのは難しいというのも理解できます。
単に時代の変化に対応するだけでは生き残れそうにもありません。まずはトップの思想、そして働く人の働き方によっても、生き残れるか、そうでないかの分かれ道となると考えるのです。
創業の精神を大切にし、その念いを実践する。そしてトップから社員全員が目標を掲げそれに向かって進み、世の中に必要とされる存在になること。それが100年企業ではないだろうか。
言葉では簡単ですが、実に難しい。身に沁みている。一朝一夕では叶うものではありませんが一歩一歩進んでいこうと思います。