2016年11月28日(月) 803/1000
<社長の姿勢>
皆さんおはようございます。
致知12月号(致知出版社)
「人は生きている間に生まれ変われる」より抜粋 その2
人材教育家 井垣利英氏
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人はそもそも幸せになるために産まれてきている。それなのにいま自分が不幸なのであれば、自分自身が間違っている。これがプラス思考の基本です。
よく環境が悪いとか上司の見る目がないとか、周りのせいにばかりしている人が多いんですけど、辺鄙(へんぴ)な場所にあろうが行列のできる店はあるし、左遷されても伸びていく人はいるんですよ。だから自分の責任なんです。
働かせてもらっているのに会社や社長に不平不満を言っているなんて言語道断です。仕事がない人がいるのに、働かせてもらって、お給料をもらっている。そのおかげでご飯を食べさせてもらったり、洋服を買わせてもらったり、家に住まわせてもらっている。実は感謝すべきことばかりなんですよ。
親子関係が悪い生徒さんも多いんですけど、親に産んでもらってこの世に存在させてもらっているなど、感謝すべきことに気がつくと、一気に関係が改善されます。だから、すべてに感謝をすることがプラス思考の大前提ですね。
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会社があるってことは、当たり前じゃなくって有難いことなんですよね。それにお客様から仕事をくださることも同じです。まして、社員だって、うちの会社で働いてくれる。「こんな会社!」って見切りをつけられたら、会社が存続できなくなっちゃう。だから、いろんな社員がいるけれども、一人前の仕事を担ってくれているんだから、これにも感謝しないといけないと、最近は特に思えるんです。
働く人だって、会社や社長に不平不満ばかり言うのではなくて、働かせてもらっていると思えば働き方も変わってきますね。だって、不平不満というのは底なし沼みたいなもんなんです。一つの不満が解決したとしても、新たな不平不満がちゃんと出てくる。だから仕事に感謝するってこと感じることができれば、働きかたも変わるし、生き方だって変わる。運だって味方してくれると思うんです。
社長だって社員の一人なんだから、そのことを十分に解っていないといかんと思うんです。
社長も社員も会社という組織にいるみんなが、お互いに感謝し合うっていう気持ちが大切だと思います。言葉は簡単ですが、これって凄く難しいことです。だから、社長の姿勢ってみんなが見ているから、とっても大切だと考えています。
「部下がやっても許せること」を行動基準にしなさい、と師匠から教えられました。