2016年11月24日(木) 799/1000
<中小企業のオヤジ>
皆さんおはようございます。
致知12月号(致知出版社)
「本気で向き合えば可能性は開ける」より抜粋 その4
シンクロナイズドスイミング
日本代表ヘッドコーチ 井村雅代氏
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指導者は、選手と本気で向き合ってそこへ導いてあげなければいけません。だから自分の損得ばかり考える人はダメ。先ほど、選手との出会いは運命だって言いましたけど、その運命的に出会った自分の目の前にいる選手と本気で向き合えること。そして本気でその人を運命の人と受け止めて預かれる人。そして諦めない人。それが一流の指導者じゃないでしょうか。
指導者はあくまでも陰の人で、主役はやっぱり選手です。その主役を輝かせるために本気で、自分の持っているものをすべて出してかかっていける人が一流でしょうね。
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会社組織が大きくなってくると、一人ひとりと接する時間が自ずと減ってきます。だから、井村さんの言うとおりリーダーたるものは、「組織のメンバーの人生を預かっているんだ!」、という責任感や使命感がなければいけないと教えられました。
確かに人生80年という短い時間の中で、一緒に仕事をしているということは、奇跡的な「縁」の中にあるんだと考えると、接する気持ちが変わってきます。
別な言い方をすれば、「中小企業の親父(オヤジ)」という言い方もできるのでしょう。出来の良い息子もいれば、そうでない息子もいるわけですが、それぞれに役割を果たしているわけですから、叱咤激励をしながら、成長を望んでやることがオヤジの役割だと思えているんです。
だからこそ、よい社風にして自然によい方向に導かれていくというフィールドを創っていくことが中小企業の強みを生かしていくことになると考えているんです。
その時、オヤジは「信じてるよ、見捨てないよ!」という安心感を与えてあげることも大切なんじゃないかと、思えています。