2016年11月15日(火) 790/1000
<チューニング>
皆さんおはようございます。
「運の強化書」より抜粋 SBクリエイティブ
著者:山崎拓巳氏 その17
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これまで、あまりにも本気を出しすぎて仕事がうまくいかない経験もしました。逆にふざけすぎてすべてが崩壊しそうな経験もしました。
だから、物事は中庸が一番なのではないかと思っています。
あまり本気を出しすぎると、本気が殺気となって相手に伝わってしまう。それだと人が怖がって賛同してくれないのです。
また、ふざけている人に賛同するのは、一緒にふざけたい人たちばかりで、まともな人は誰も賛同してくれないものです。
なぜなら、結局のところ人は志についてくるからです。
本気を出し過ぎて緊迫し、仕事仲間が息苦しくなっている状態がかつてありました。それを自分のメンターに相談すると「成長ばかりを期待するのではなく、状況を安定させてはどうか」とアドバイスをくださいました。それを仲間に伝えると、奇跡的にいい具合に緊張感が薄まれました。
その年、ビックリする結果が出せたことを覚えています。
やる気を楽器の弦にたとえると、テンションを張り過ぎた弦は美しい音色をかけ離れ、キンキンした音を出します。逆に緩めすぎるとボヨヨン、ボヨヨ~ンとなる。
本当にいい音を出すために、いい感じの緊張感、テンションに保つと、想像以上の
いい結果が自然と生まれるものです。 この経験から学んだことは大きく人生を変えてくれました。
意識して、自分の琴線の張り具合を調節することも、「運」をいい状態でつかむための「心構え」として、とても大切なことです。
なぜならば、知らない間にチューニングがズレて、キンキンしたり、ボヨヨ~ンとしたりするものだからです。
いつもいい状態でいるためにも、定期的なやる気のメンテナンスが必要です。
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「組織はリーダーで決まる」っていいますよね。会社で言えば、係は係長、課は課長、部は部長、会社は社長で決まる。だからトップの責任は重く、社長は常に心の状態を平静に保っておく必要があるわけなんですよね。
心の状態が不安定であれば、それが部下に伝わり組織がざわついてくるわけです。その理屈は、よく分かるのですが、なかなか心を安定させておくのは難しいものです。
僕がよくやることは、松下幸之助さんがおっしゃる自己鑑賞というものです。今自分の心の状態は、どんな様子なんだろうか。
怒ってる?
なんで怒ってるの?
小さい男やなぁ!
ってまぁ、こんな感じで自省しているわけです。
それとリフレッシュの方法なんです。これは女房が好きなので一緒に同行しているうちに、というより強制連行されているうちに、とっても気に入ってしまいました。それは、神社やお寺へのお参りです。これが実に心が落ち着くんです。
最近お参りしたところで、特に印象に残った神社が、天橋立にある籠神社は元伊勢とも呼ばれる由緒正しき神社です。その籠神社の奥宮にあたるのが「真名井神社」です。天橋立にありながら、観光客にはあまり存在を知られていません。でもそんな真名井神社こそが、有名人もご利益を求めて訪れる、知る人ぞ知る強力なパワースポットだったんです。
ミスタージャイアンツ・長嶋茂雄監督夫人が生前、最下位に苦しんだ巨人の成績を案じてお参りして、そのおかげか、巨人は翌年見事優勝を果たしたそうです! 凄いですよね。
「真名井神社」は、日本を作ったイザナギ・イザナミと共に天照大御神、豊受大御神を祀っています。よく考えるととんでもない場所だったんです。実に2500年前からそのままの形で祀られているという、古代の祭祀場だとされています。
お参りしたら、鈍感な僕でもそのパワーを感じることができました(^^)
僕のチューニングの方法でした。