2016年10月30日(日) 774/1000
<心の状態>
皆さんおはようございます。
「運の強化書」より抜粋 SBクリエイティブ
著者:山崎拓巳氏 その1
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自分の価値観に対して気になることをする人の「カチンとくる要素」というのは、その相手が持っているだけでなくて、自分自身も同じ要素を持っているんです。
つまり、皆さんが持っている価値観のモノサシ自体がポイントなのです。自分自身が普段、良くないと押し殺しているその要素を平気で目の前で表現する人への嫌悪感、つまり「何であなたはそうなんだ?」と責める気持ちは、実際自分への苛立ちでもあるのです。
そんなときに、せっかくの自分の運気を左右されないための方法が2つあります。
まず1つめ。これがいちばん簡単。理屈や認識レベルではなくイメージで、自分の価値観に触れた良くない部分を消去してしまう方法です、。
目を閉じて、心の中で相手の「もう、やだなぁ」っていう部分の色や形、その質感をイメージします。またこのとき、自分の持っている素敵な部分も同様にイメージします。相手のその部分は茶色でヌルヌル、自分は白くてツルツル。それらをイメージの中で結合し、溶かし合い、丸く固める。出来上がったら意識の外にボールをポイッと捨ててしまいます。はい、そうしたら深呼吸です。
もう1つは、相手のイラッとするところが、自分の価値観のどの部分と相反するのか心の中を見てみるという方法です。
これはなかり効果的な行為です。自分の価値観がどんなことになっているかは、このような感情が出たときにしかなかなか検証できません。感情はほぼ反射的に湧き上がります。その反射的に湧き上がる理由、価値観の構造にアプローチできるわけですから、人生を変化させる大きなチャンスともなっていきます。
あるとき、僕のまわりで、こんな会話を耳にしました。
ある僕の知り合いが「僕は、今のままの自分でいい。そんな成長とか成功とかガツガツしたくない」って言っていたんです。
僕は思わず「そんなことないのに!」「人間は変わらないといけないのに」って、一瞬イラッとして、でも、ふと思いました。
「待てよ、それも一理あるかも。自分の今の状況をそれだけ深く喜べるって幸せかも。それをしてないって、もったいないかも・・・・・」そんなことを考えました。
そうしたらーーー。
自分の中で価値観の壁がガラガラと音を立てて組み変わったんです。
さて、紹介したこの2つの方法には共通点があります。
それはどちらも、自分が「快」の状態を保てていること。まわりの人から誘発された感情を糸口に、自分の深層心理を修正することで価値観に改革を促し、まわりに左右されないで済む新しい自分を発見できるようになります。
周囲に振り回されやすいという人は、この2つの方法をぜひ実践してみてください。
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一人ひとりの価値観は違います。だけど、自分の価値観と他人の価値観が違うときに、苛立ちや違和感を感じたりします。そんな時に冷静に考えると、これは自分が上から目線であったり、生意気であったりするわけです。
どちらが正しいというわけでなく、「違う」というだけ。そんな価値観の違う人の集合が組織として成果を出さなければならない時に、「違う!」ということの方が新商品の開発や互いの相乗効果には有効になると考えた方が、自分自身の心の状態を「快」にもっていけるようになると思えてきました。
自分の心の状態が「快」でなければ、よい方向に導いていけるはずもありませんし、周囲の人たちとよい人間関係も築いていけるものでもありません。
リーダーである限り、今起きている現象が心の投影であると思って、自分を見つめていきます。