2016年5月2日(月) 593/1000
<怠け心に勝つこと>
皆さんおはようございます。
修養訓(致知出版社)
「人生に対する見事な覚悟」より
藤尾秀昭氏著
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しいのみ学園の創始者、昇地(しょうち)三郎さん(当時105歳)は、サインを求められると、
「人生は自分自身との戦いである」と書かれました。
「自分の怠け心に打ち克って、自分の目標に向かわなくては生きがいなんて見出せません。100年も生きていれば苦しいこと、悲しいことがしょっちゅうあります。そんなことにいちいちくじけるようじゃ、だめです。試練に打ち克って、常に前進していく。それが自分の人生哲学」
人生に対する見事な覚悟に脱帽です。
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命には限りがあります。お金持ちの人、名声を高められた人、そうでなくても自分の夢を追い求めている人、どんな人でもこの世で得られたもの全て捨てて、この世と「さよなら」するわけです。すべてを捨てなければならないわけですから、無常と思えば無常となってしまいます。
そう考えると、この限りある命の間に「何をするのか」、また「何を残せるのか」という考えに至るわけです。そのような問いに答えることはとても難しいことですが、ちょっと考えを変えてみると、「何を楽しむのか」、また「何をしたいのか」と考えたらどうだろうか。
趣味のゴルフやマラソンをするということだけではなくて、ゴルフを通じて何をするのか、もっと突っ込んで、ゴルフを通じて少年たちの心の育成をして立派な大人に育てたい。という風になれば、生きがいも生まれそうです。
いずれにしても自分自身を高めていかなければ、この世という限りある時間を無駄に浪費することになってしまいます。
夜更かし、飲みすぎなど堕落させようとする自分の心の悪魔が「無理すんなよ!」と、怠け心の自分がささやいて、いつも負けてしまいます。
自分自身をコントロールできないのに、人を動かすことはできるはずもありません。まずは、怠け心の自分に打ち克つ実践をしていかなければ戦う姿勢が整っていないと厳しい声も聞こえてきます。
経営者は、人を動かすことが役割の一つであり、自分を変える努力を怠らないことなのでしょう。一番苦手な早起き実践も、まだまだ怠け心がいつも顔を出してきます。目が覚めたら「さっと」起きる。この実践が課題となっています。