2016年1月29日(金) 498/1000
<与えることは、もらうこと>
皆さんおはようございます。
発行:㈱タニサケ
鍵山秀三郎先生・講述録
「凡事徹底」より引用 その3
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現代の方の言葉で皆さんはすでに本を読まれてご存じだと思いますが、千葉県の市原市にお住まいの無能唱元(むのうしょうげん)さんは、「魅(み)は与(よ)によって生じ、求(ぐ)によって滅(めつ)す」という言葉を作っておられます。
人間の魅力は、人に与えることでどんどん増していき、逆に求めることによって、その人の魅力はどんどん減っていくということを、短く言い表されています。
これは本当に名言だと思いました。いかに人が譲るとか、与えるとか、経済力がなければ人に優しい言葉をかけるとか、こういうことがどんどんその人の魅力を作ります。
逆に自分が何も人に与えず、人に求めるばかりのことをやっていると、その人の魅力はどんどん減って消えていくということでございます。
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人間の欲望は尽きない。お金、物、時間、愛情、数えきれないほど多くのものを「もっと欲しい、もっと欲しい」という欲望の中で渦巻いている。それほど人間は醜い面をもっているものである。しかし、現実は欲しがるほど遠ざかり、結局、いつまでも満足は得られず一生を終えることになる。なんとも虚しいことであろうか。
「人の魅力は与えることで増し、求めることで減る」、本当に名言だと思います。人間的魅力が上がるということは、多くの人脈に恵まれるということでしょう。そんな人が運やツキに恵まれないはずがありません。
人間は醜い面もあるが、美しい面も同じ位もっているはずである。だから、醜い自分、美しい自分の双方と向き合い、誘惑や欲望に支配されるのことのないよう精進しなけければなりません。
「与えることは、もらうこと」、全ての始まりは自分からということでしょう。
日々、自我に葛藤しています。自分をコントロールするのは本当に難しいです。