2015年10月30日(金) 408/1000
<縁を活かす>
2015年10月29日(木) 407/1000
<存在意義>
皆さんおはようございます。
致知11月号より引用
「リーダーは遠きを慮れ」 対談
京都大学名誉教授 中西輝政氏
ジャーナリスト 櫻井よしこ氏
*********************************************************************************************
(櫻井)
遠きを慮るということは、自分が何者であるか、なぜ生まれてきたのかということを深く考えて、自分のためだけの人生ではどれほどもったいないことかを、価値観として学んでいくことだと思います。
とりわけリーダーにとってこのことは大事で、自分は公のために、他者のために何ができるかを考えて、人のいかなる評価も求めない。為すべき使命を果たしていくことで自ずと視野も思いも広がり、深まっていくのではないでしょうか。日本人はそういうことができた民族だという気がするのです。
*********************************************************************************************
リーダーの責任は極めて重い。社員、社員の家族、お客様、仕入れ先、株主と多くの人が関わって仕事をしているのである。もし、リーダーは、自分のためだけという思いであれば、多くの人を不幸にすることを知る必要がある。
だからこそ、自分の存在意義を深く追求しなければ、責任を全うできない、
重責に耐えられない。
時々不安になることがある。「これでいいのだろうか、大丈夫だろうか!」と言う具合である。そんな思考がでてくる時は自分を信じるしか道はない、「よし、大丈夫!」である。
今、これは何のためにやるのか、誰のためか。ということを素直に自分を見ることをしなければ、いつの間にか本来の目的から外れ、自社の利益のためだけに組織が動き始め、気づけばお客様がいない状況になる。
今よりもっと、お客様のお役に立たつことが会社の存在意義と考えるのです。
簡単なことではない。
皆さんおはようございます。
致知11月号より引用
「子供たちに伝えたい日本人の心」 対談 その1
東洋思想家 境野勝悟氏
ことほぎ代表 白駒妃登美氏
*********************************************************************************************
(白駒)
私も「縁」や「おかげさま」などの意味を外国人に聞かれて。その度に自分なりに説明をしてきたのですが、最後までどんなに説明をしても分かってもらえなかった言葉があるんです。それが「一期一会」なんですね。
もう二度と会えないかもしれないという覚悟を持って目の前の相手に尽くすこと。それがこの言葉の意味だと思いますが、欧米人は「毎日会う相手に心を尽くすのは分かるけど、二度と会わない相手には失礼があってもいいんじゃないか」とおっしゃるんです。
それを聞きながら私は思ったんですね。「説明を尽くしても分からない言葉の中にこそ、本当の日本人らしさがあるんじゃないか」って。
*********************************************************************************************
「わびさび」という言葉の中から日本人は特別な世界観が広がってくる。
活字にすればなんてことはないだろうが、意味より意識である。日本人はその意識を大事にしていると思うのです。
「人間は一生のうち会うべき人には必ず会える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」:森信三
「小才は縁に逢って縁に気づかず。中才は縁に逢って縁を活かさず。大才は袖触れ合う他生の縁もこれを活か」:柳生家の家訓
「縁は、神様のプレゼント・自分の魂が高まる大いなるチャンスです」:岩谷正
日本人は心からご縁というものを大切にしてきた。それは決して人間だけでなく出来事においても同じことと捉えている。よい事や苦難も、その人とって必要だからこそ縁が引き寄せる。
縁は決して不思議なものではないかもしれません。その人の意識レベルによって目には見えない世界で互いに引き合っていると考えた方が前向きに生きていける。
プラス思考で考えればプラスの出来事が起きる。困った時に突然と現れる人など不思議な経験がある。ご縁の人、この出来事に自分にとって何の意味があるのだろうか。と考える時がある。
だから、素直にご縁を活かした方が上手くいく、縁を活かすには、縁を感じることだと考えるのです。