2015年10月9日(金) 387/1000
<年輪>
皆さんおはようございます。
致知出版社
「現代に生きる二宮翁夜話」より引用 その13
中桐万里子氏著
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あるとき「ひとの才能や能力の限界をどうかんがえますか」と質問されました。たしかに、ひとにはできることとできないことがあります。でも厳密には、限界は存在しないのではないかと思ったりします。そこで必要なのは、「時間軸」です。
樹木が年輪を重ねるように、ひともまた、誰しもが一つひとつの出会いのなかで、道を、才能を、力を、知恵をゆっくりゆっくり伸ばし無限に重ねてゆくような気がするからです。
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「あの人には人生の年輪を感じるよなぁ」そんな人に出会う時がある。多くの経験を通じて道を究めた人はなんとも言えない不動の風格がある。
20代、30代の頃と比べれば少しは成長できたように思えるのは、時間という年月が経験を生んでいくのでしょう。そこに必要なのは成長したいという気持ち、良くしたいという願望がなければ時間は止まってしまうのではないだろうか。
昔の友人に久しぶりに会うと、どうもしっくりこない時がある。時間軸のズレで波動が合わなくなっているのだろうか。
年輪はほんの少しづつ、ほんのちょっぴり成長していく。だから嵐にも耐えることができる幹となり実に強い、実に逞しい、見ごたえのある大木となっていく。
人も同様でありたいものです。
年齢を重ね多くの体験をすることで努力、辛抱、忍耐、喜び、感謝。そんな多くの体験が年輪となっていくのでしょう。会社も人も年輪のように生きていきたいと考えるようになりました。
それには、多くの経験が必要。経験するためには、まずは一歩踏み込むという「やる気」が必要だと思うのです。