2017年4月19日(水) 945/1000
<感謝で生きる>
皆さん、おはようございます。
小さな人生論 ポケット名言集(致知出版社) より引用 その15
著者:藤尾秀昭氏
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地球に住む生命体に宇宙は等しく天敵を与えた。天敵がいなければあらゆる生命は増長し、蔓延、跋扈(ばっこ)する。それは調和を愛する宇宙の心に反するということだろう。ただ、限りない生命体の中で人間にだけ天敵がいない。なぜか。長い間の疑問だったが、ある時思いに至った。人間の天敵は外ではなく、心の中にいるのだ、と。
人間を襲い、蝕(むしば)む天敵。
それは心の中に巣くう不平不満である。事あるごとに湧き起ってくる不平、不満、愚痴こそ、人間を滅ぼす天敵である。
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不平、不満、愚痴というのは、自分が相手や社会に対する期待値があり、それが期待どおりにならないと、不平、不満、愚痴というものが生まれてくるのでしょう。そもそも相手や周囲の出来事が自分の思いどおりになるなんてことはあり得ないわけです。そのように考えれば、相手に期待をするのではなく、自分自身が変わることが始まりなのではないかと思えています。
不平、不満を思い、愚痴を言い続けているとするならば、その人の顔つきも変わり、次から次へと不運な出来事が起きて、ますます不平、不満、愚痴を言うということになって、不運のスパイラルになっていきます。
反対に感謝で生きていれば、「有難う」という言葉が大好きになり、その人の顔つきは穏やかで笑顔となり、幸運な出来事が次々に起きて、ますます感謝したくなる幸運のスパイラルになっていくらしいのです。そのように考えると、言葉って言霊ですよね。
それでも、生きていると不平や不満、愚痴は思わずにでてしまうものです。そんな時は、「今のはなし、なし」って自分でキャンセルしっちゃてはどうだろか。
人間の天敵は、己の心にあるというのは、本当にそうだなあ、と思います。自分の心をコントロールするのは難しいものですが、今、自分の心の状態はどうであるかという自己鑑賞する癖をつけて、不平、不満、愚痴で生きるのではなく、感謝で生きていきたいと思うのです。