2015年6月2日(火) 258/365
<人づくり>
皆さんおはようございます。
致知6月号
「果てのない能楽の一道を歩み続けて」 より抜粋 その1
人間国宝 二世梅若玄祥氏
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能というのは700年途切れずに継承されている。
やっぱり伝えるということが、まず人間国宝の第一の使命なんですね。
個人的な栄誉とか、そういうものではないと思っています。
能楽を守る義務、伝える義務をあなたに課しますよということですから、人間国宝になって偉いと思ったら大間違いですね。
大変なものを与えられてしまった。重責をひしひしと感じております。
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伝えることは難しい。それもよい事を伝えなければなりません。
企業で言えば、「よい社風」というものになるでしょうか。
まずは、伝えるよい事をつくらなければなりません。これはトップである社長の極めて重要な役割であると考えています。
よい社風とは、ひと言でいえば、「働く人が働きがいをもってイキイキと働いている」ということでしょうか。
そのために何が必要であるかを考えなければならないということです。
単純に「よい社風をつくろう!」と言った所でできるほど簡単なものではありません。
10年単位の長い時間をかけて作り上げていくものだと思います。
だから、経営者の根気がいります。社長にさせてもらい5年ですが、まだまだ遠い道のりなのです。
よい社風とは、よい社員。だから今、「人づくり」なのです。