2015年5月31日(日) 256/365
<カッコいい>
皆さんおはようございます。
致知6月号
「夢に生き、経営の一天地を開く」より抜粋 その1
千房社長 中井政嗣氏
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私は経営者です。経営者がお好み焼きに携わるのは恥ずかしいと思っていたら、働く従業員たちはもっと恥ずかしい。
だったら、従業員が胸を張って働けるような格好いいお店をつくろうと、格好いい会社にしようと考えました。
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自分の働いている会社の名前、仕事を自信をもって言えないとすると悲しいものがある。
新幹線の発車前にピンクの制服を着た一斉掃除を行う方々がいます。到着を待ち、発車までに素早い動きで、座席を次々と掃除していきます。両手を動かしながら、足で座席の調整まで。限られた時間内で行うため、テキパキと全身で行っています。
その手際の良さにプロフェッショナルを感じました。
掃除が終わると、リーダーのような方が最初に降りる前に、降り口の左右、前を指さし確認し、その後、一人ひとり降りていきます。そして極め付けが全員横一列に並んで一礼して去っていかれました。これぞ、カッコいい。感動ものです。
掃除をやっている女性の真剣な顔つきに何か誇らしさを感じました。どんな仕事であれ、目の前の仕事を一生懸命に打ち込むことが周りの人の感動を生むように思うのです。
入出運送も出入口での一礼の挨拶の実践をやっていますが、とても全員がカッコいいとはいえません。自分の子供達の手本となるような挨拶をすることが、大人の役割だと思うのです。
カッコいいは、F1レーサーのようなものではありません。
不平、不満を言わず、目の前の仕事に自分の力を思いっきり使っている姿が、
人に感動を与えるものです。カッコいいとは感動であり、それが自分の働きがいになっていくと思うのです。