2015年2月7日(土) 143/365
<言葉と行動>
皆さんおはようございます。
福島 智氏と北方謙三氏の対談記事(致知2月号より) その2
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私は言葉を通じて生きていると言えますね。
例えば、女性と付き合うにも相手の顔も見えないし、声も聞こえない。
じゃあ性格かっていうことになりますが、それも結局言葉で判断するしかないんです。
その言葉もひと言だけではダメで、例えば愛していると言ったところで本心かどうかは分かりません。
様々な場面で様々なやりとりをして、具体的にどう動くかということ。
行動と結びついた言葉が私にとっては全てなんです。
言葉は純粋に言葉だけで存在することはあり得なくて、現実の行動とか具体的な生き様と繋がって
初めて言葉の意味があるんだろうと思います。
行動と結びついた言葉だけが信頼できるんです。
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私達は、会話をする時に発した言葉が、相手の表情、目つき、直感、オーラでその言葉の真意を瞬時に読み取っている。
言葉とは口から発した音声が言葉と思っていた。しかし盲ろう者の方々にとっては、
いくつかの伝え方があり、それが言葉となっている。
自分の視野の狭さを実感しています。なんとも情けないのであります。
言葉と行動。言ったことはやる。言行一致が信用の尺度ともいえる。
「思う、言う、やる」。
この3つが一気通貫でなければ信用されることはない。
「言うは易く行うは難し」
行動することが如何に難しいことか最近しみじみと感じている。
自分がコントロールできないのに人を動かすことは出来ない。
やはり、行動のない言葉は、ただの戯言にすぎない。