2017年3月25日(土) 920/1000
<甘えてみよう!>
皆さん、おはようございます。
「ありがとうのすごい秘密」中経出版 より引用 最終回
著者:小林正観氏
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甘えることはコミュニケーションの最初の一歩です。そして、甘えさせてもらえたら、自分のほうは心から「ありがとう」を言う。このコミュニケーションが人間関係の出発点かもしれません。
甘えられる人は人にも甘えさせることができます。甘えない人は人を甘えさせられません。自分に厳しい人は人にも厳しい。人に厳しい人は自分にも厳しい。
自分の厳しさはそのままで、人に対してだけ優しくなろうというのは無理な話です。
一番簡単な方法は、まず自分に甘くなることです。私は集合時間に5分、10分いつも遅れていましたが、私よりも遅れてくる人が常に存在していました。そういう人に対して私は腹を立てたり、イライラしたりすることはまったくありませんでした。私自身がいつも時間に遅れているのですから、その人たちに対して厳しいことを言える立場にはないのです。
そういうところに自分をおいておけば、決して人に厳しくすることはないということを私は学んだのです。
あるご夫婦にこの話をしたところ、とてもショックを受けたようです。なぜなら、自分の力で全部解決するように教育を受けてきたからです。どうしようもないときに人に甘えるのではなく、まず甘えること。その甘え合う仲間がもし日本全国に100人くらいいたとすると、ものすごく幸せな日々が待っています。
甘えて、甘え合って、許して、許し合って、一緒に生きていける友人が日本に100人いたら、人間はものすごく幸せな状態でいきることができます。
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ルーズとか怠慢とごっちゃになってしまいそうなんですが、確かに人に甘えることで、相手に素直に「ありがとう」を言えるようになりますね。甘えられた方も案外、嬉しいかもね。
僕はどちらかというと、できる限り自分でやっちゃう方かな。ということは、甘えるのがヘタなのかもしれません。時間に遅れるのも好きではありませんし、約束も破りたくありません。
「甘える」ということは、相手からも頼まれたら「いつでもいいよ!」っていう、お互いの持ちつ持たれつ、助け合いというよい人間関係をつくるための第一ステップなのかもしれませんね。そのように考えると遠慮することなく「甘えること」って案外いいかも。