2017年3月24日(金) 919/1000
<現象はゼロ、感情は別>
皆さん、おはようございます。
「ありがとうのすごい秘密」中経出版 より引用 その2
著者:小林正観氏
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「銀座まるかん」の創業者である、高額納税者としても有名な斎藤一人さんは、何があっても「ついている、ついている」とずっと言い続け、あるインタビューでこんなことを話していました。
一つ目、「足の指に鉢植えが落ちて骨折したとする。そのときに多くの人は、不運だ、不幸だと言うと思うけれど、自分はそうは思わない。ものすごくついていると思う。なぜならば30センチの違いで頭の上に落ちなかった。頭に落ちていたら死んでいたかもしれない。それが30センチ違いで足の先に落ちたのでめちゃくちゃついていると思う。自分はそういうタイプである」と。
二つ目、「もし家を出るときに下駄の鼻緒がぶちっと切れたとすると、不運だ、不吉だ、と言う人がいると思いますが、自分はそうは思わない。玄関で切れてくれたから鼻緒をすげ替えることもできるし、靴に履き替えることもできる。もし横断歩道でぶちっと切れていたら車にはねられて死んでいたかもしれない。仮にそれが玄関で切れた場合には、超ラッキーと思う。ありとあらゆることが全部自分はついていると思えるので、そのように置き換えることができる。自分の人生は常にめちゃくちゃについているという表現で言い表すことができる。ゆえに私はずっとつきまくっている男である」と。
そのことがいい・悪いと決めているのは全部自分。現象は常にゼロでニュートラル。そしてそのことについてどういう感情をもつかというのは別問題なのです。
「現象はゼロ、感情は別」という言葉を覚えてください。現象と感情は別です。何か現象が起きると、現象についていちいち評論論評したくなりますが、実はその評価論評というのは、自分の感情が勝手にプラス・マイナス、いい・悪いを決めているだけで、現象自体は常にゼロです。それに対してそう思う心(感情)があるだけです。
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超プラス思考ですよね。僕なんか、「なんでこうなるのよ!」、というふうに落ち込んだり、怒れちゃたりするんです。確かに、不幸だ、不運だと考えれば、思考がマイナスの領域に支配され、ぜんぜん楽しくなくなっちゃう。しばらく引きずるよね。そうなるとマイナスのスパイラルに入っちゃう。
よくよく考えれば、どんなに考えたって、起きている現象というのは一つしかないもんね。既に過去の出来事なので変えることだってできやしない。それじゃ、超プラス思考の「ツイてる」モードに変換した方が、引きずっているマイナス思考を断ち切ることができそう。でも、長年付き合っている性格というか思考なのでそう簡単でもないんです。
常に「変換しよう!」と、意識して習慣化していくことが大切なようです。
現象と感情はまったく別物だと言われてみるとよく分かりますよね。