2014年11月4日(水) 48/365
<京都で学ぶ、その2 危機を乗り越えるには>
皆さん、おはようござます。
松下幸之助氏は、危機をのり超えるには、3つあると言う。
- 歴史に学べ
人間の歴史には戦争、災害、飢饉など様々な危機があった。それを乗り越えてきた先人の知恵があるんや。しかし、歴史を勉強して知識を持ているだけではダメやで。」今にどう活かすかが大事なんやで。
- 原点に戻れ
危機に直面して出口が見えない。こういう時は、一度原点に帰ったらいいんやでえ。会社に入った時、役職に就いた時、会社を創業した時など様々な原点がある。会社創業時は何もない。人、物、金も何もない。そしてお客様もない。危機に直面して会社を潰す事態に直面したとしても、元々なにもなかったんだから、何もない原点に戻ったらいい。もう一度、ゼロからやり直す勇気が湧いてくるもんだ。一人ひとりで言えば、初心であり、志を立てた時に立ち返れという。
- 現実を受け入れる
起きてしまった現実から逃げることはできへん。逃げても逃げ切ったかのように思うが、問題というのは、追いかけて来るものだ。逃げきっても違う現象として新たな問題が現れてくる。年を取れば更に複雑な問題が出てくる。逃げたら知恵が出ない。問題から逃げず、あるがままの現実を素直に受け入れて、どう乗り越えるかを考えることだ。そうすれば、必ず知恵が出る。人間の知恵は無限であるという。
日々の変化の中で、何を守り、何を変えていくかの戦いである。変化に対応できない会社は淘汰されていく。この激動の世の中で経営判断をこの3つの教えを素直に考えてみたい。自分はどうなのか、どうあるべきなのか。これは難しい。凡人の私には高い壁のように思えますが、まずは考えてみようと思う。