2014年10月1(水) 14/365
<神様の日>
仏教と神道の違いってご存知ですか。ちょっと調べてみました。仏教と神道の理解は日本人として生きることの基礎、土台です。結構曖昧にして生活している人が多いようです。
まず仏教とは世界三大宗教の1つです。イスラム教、キリスト教、仏教です。 仏教はインドから中国、そして5世紀頃日本に入ってきました。簡単に説明すれば、釈迦(ブッダ)が、因果論といって、人生は苦が沢山ある。その苦は必ず原因と結果があり、その苦を克服するにはその原因を見つけ、考え、解決すれば良い。と説いたのが仏教。大陸から来た宗教ですが、日本独自に進化させてきました。
次に神道についてですが、これも宗教です。これは仏教と違い、仏教が日本に入る前からある日本独自の民族的宗教です。 簡単に言えば「八百万の神(やおろずのかみ)」のことです。要は神話と自然崇拝です。
農業立国である日本は、米や野菜ができ、子孫繁栄、国の歴史を刻み、豊かに生活できるのは太陽、雨、四季のおかげであるという自然全てへの感謝の念を「八百万の神」と言い、崇拝したのです。そして、太陽神が伊勢神宮の天照大御神です。
現代人はあまり理解もせずに初詣をしていますが、初詣に行く全ての日本人は「自然崇拝」をしに行っている神道信者なのです。太陽の恵みに感謝し、雨の恵みに感謝し、ありとあらゆる自然に感謝し、自分の住む土地の土地神様に手を合わせるのです。
この神道を外国人は全く理解できないようです。それは食などの文化、米を頂けることへの感謝、即ち自然へ感謝することを知らないからです。これが世界に誇る日本独自の神道です。よって目に見えないというか、その時々によって崇める対象が変わる実体のないものを「神」として崇める信仰心は日本の伝統、美学であると言えます。
よって日本人とは神道を主体とする仏教心に熱い国民なのですね。 という調査結果です。
さて、1日、15日は「神様の日」って知ってましたか。私は、会長である父親から教えて頂きました。その日は、神棚の清掃をして、飾りをつけ、お洗米、お神酒を捧げます。長年やっていると気づいたことがあります。
人間は、順調な時ほど感謝の気持ちを忘れがちになります。だから、感謝の気持ちを忘れないように、月に2回、神様の日を設けているように思えます。
神棚を心を込めて清掃をする。決して、形だけになってはいけない。私の場合は、一時間ほどかかります。特に日曜日の時は、時間をかけます。心に余裕がある時はよいのだが、中々そうはいかない。そんな時ほど、神様の声が聞こえてくる。「修行がたらん!」と。
1日と15日は、月例祭(つきなみさい・月次祭)という。神様に頼ってはいけないが、神様に「よくやっているぞ!」と褒められるように日々、精進していきたいと思います。