2017年2月27日(月) 894/1000
<部下に優しくあれ>
皆さん、おはようございます。
「宇宙も神様もぜんぶ味方につける習慣」(宝島社) その23
著者:小林正観氏
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経営者の立場からすると、怒りたくないと思っていても、社員が業務に支障をきたすようなことをしたときには、怒らずを得ない。いろいろな社長さんから、そのように相談を受けることがありますが、どうでしょうか。その社員が、とんでもないミスをしたことは事実かもしれない。社長さんは100%正しいかもしれないけれど、それについて怒ったり苛立ったりするのは、自分の感情がコントロールできずに権力を行使してしまう・・・・・・・。その社員とちょうどいい社長ですね、と話します。
人間というのは、怒っているときや怒鳴っているときは、自分が100%正しいと思っているのですが、実は宇宙的な意味でいうと、怒った瞬間に、怒った人は100%間違っていると思います。どんな理由があっても、争ったり怒鳴ったり威張ったりするのは、すでに不正義なのです。
”権力者”は、威張ったり怒ったりしないほうがいい。中間管理職に「部下に優しくあれ」と指導できるのは、その上に立つ者だけなのです。
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部下を怒る時の自分の心の状態はどうであろうか。
「あいつ、またやりやがったなあ!」
「何回、言えばわかるんだあ!」
「わがままな、やつだ!」
という具合じゃないだろうか。
怒ったり、怒鳴ったりするのは、自分の思い通りにならないから、その不満を相手にぶつけるという行為です。怒った瞬間に相手は警戒し、怒った感情のパワーの量の相当分が相手の怒りや不満または落ち込みなど、負の力として蓄積されていくわけです。怒るのではなく、心から相手のためを思い、愛をもって「叱る」というもにしたいものです。
甘さの裏返しは冷酷。厳しさの裏返しは優しさと学びました。「厳しさ」と「怒り」という感情をしっかりと区別して部下に厳しくて優しい人間であるように心掛けていきたいと思います。