2017年6月11日(日) 998/1000
<学ぶ心>
皆さん、おはようございます。
「道をひらく」 PHP研究所 より引用 その6
著者:松下幸之助氏
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自分ひとりの頭で考え、自分ひとりの知恵で生みだしたと思っていても、本当はすべてこれ他から教わったことである。教わらずして、学ばずして、人は何一つ考えられるものではない。幼児は親から、生徒は先生から、後輩は先輩から。そうした今までの数多くの学びの上に立ってこその自分の考えなのである。自分の知恵なのである。だから、よき知恵を生み出す人は、同時にまた必ずよき学びの人であるといえよう。
学ぶ心さえあれば、万物すべてこれわが師である。
語らぬ木石、流れる雲、無心の幼児、先輩のきびしい叱責、後輩の純情な忠言、つまりこの広い宇宙、この人間の長い歴史、どんなに小さいことにでも、どんなに古いことにでも、宇宙の摂理、自然の理法がひそかに脈づいているのである。そしてまた、人間の尊い知恵と体験がにじんでいるのである。
これらのすべてに学びたい。どんなことからも、どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。すべてに学ぶ心があって、はじめて新しい知恵も生まれてくる。よき知恵も生まれてくる。学ぶ心が繁栄へのまず第一歩なのである。
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世界の松下電器を創業した松下幸之助さんは、亡くなられた時、5000億円の資産があり、10年連続長者番付であったそうです。その松下幸之助さんは、学びの大切さを説いておられます。さすがに宇宙や自然から学び得て、気づきにまで至るには、凡人な僕にはちょっとムリそうです。それでも、学ばなければ進歩発展のないことは理解できます。
誰しもが年齢と共に歳をとり経験を積んでいきますから、それなりの学びはあるわけですが、人間としての成長を加速させるために、「いかに生きるのか」という崇高な目的を見出したいのです。人から学び、書物から学び、それを実践し続けていくことが、深みのある人間に成長させていくように思えます。いまだ、勉強不足、経験不足が否めません。
倫理法人会の会長を仰せつかり、多くの方々から教えていただきました。ヨシケイ浜松の渡邉顧問は、僕の倫理の師匠です。いろいろご指導をいただき本当にありがとうございました。このブログもあと2日で連続1000日となります。僕にとって学ばせていただいた1000日間でした。一旦は区切りとしたいと思っています。