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自分の非を認める

2017年06月10日

2017年6月10日(土) 997/1000

<自分の非を認める>

 

 皆さん、おはようございます。

 

 「道をひらく」 PHP研究所 より引用 その5

 著者:松下幸之助氏

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人間は神さまではないのだから、一点非のうちどころのない振る舞いなどとうてい望めないことで、ときにあやまち、ときに失敗する。それはそれでいいのだが、大切なことは、いついかなるときでも、その自分の非を素直に自覚し、これにいつでも殉ずるだけの、強い覚悟を持っているということである。

  昔の武士がいさぎよかったというのも、自分の非をいたずらに抗弁することなく、非を非として認め、素直にわが身の出処進退をはかったからで、ここに、修業のできた一人前の人間としての立派さが、うかがえるのである。

むつかしいといえばむつかしいことかもしれないが、それにしても、近ごろの人間はあまりにも脆(もろ)すぎる。修練が足りないというのか、躾ができていないというのか、素直に自分の非を認めないどころか、逆に何かと抗弁をしたがる。そして出処進退を誤り、身のおきどころを失う。とどのつまりが自暴自棄になって、自分も傷つき他人も傷つけることになる。これでは繁栄も平和も幸福も望めるはずがない。

 

 自分の非を素直に認め、いつでもこれに殉ずるーーーこの心がまえを、つねにひごろからおたがいに充分に養っておきたいものである。

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「自分は正しいことを言っているのだ」、「自分は間違っていない」と思うのである。いや、違う。自分の非を認めたくないという防衛本納といいますか、無意識に傲慢というが心が働き、理屈を自ら創り上げて正当化してしまっているのではないか。つまり、相手の意見を素直に聞けない亀のようになってしまっているのではないだろうか。

人のことは案外よく見えるが、自分のことはわかっているようで、わかっていない。

だから、人の話は素直に聞くことが肝要であるように言われます。それでも否定されると、反発したくなるけれど、一旦は、自分をよく観察することが「自分を知る」ということではないだろうか。

松下幸之助さんは、「近ごろに人間はあまりにも脆すぎる」とおっしゃっています。昭和初期にこのような危機感を発言しているわけですが、現代人はますます力強さを失っているのでしょう。

  働き方改革、ライフワークバランス、長時間労働、労働訴訟、週休三日制・・・・・。なんとなくこのような言葉が社会を騒がし、「働く喜び」という思想を語れなくなってきてしまっている。なんとなく虚しいのであります。

それでも詰まる所、社会は人間関係の連続でありますから、その人間関係をよいものにしていくことが、自分を大切にするということになると思うわけです。だから、「自分は間違っているかもしれない」、「相手の意見をよく聴いていこう」という姿勢がなければ、よい人間関係をつくることはできないと考えるのです。そのためには、自分の非を認める勇気も必要なのだと思います。

 

 

 

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