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正しいことより、温かいもの

2017年02月22日

2017年2月22日(水) 889/1000

<正しいことより、温かいもの>

 

 皆さん、おはようございます。

 

 「宇宙も神様もぜんぶ味方につける習慣」(宝島社) その18

 著者:小林正観氏

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 親子関係で悩む人は少なくありませんが、もともと子どもは、親を慕うようにできています。しかし「正しいことを言えば、わかってもらえる」とか「これは常識的なことだから」という考えでいたら、うまくいきません。人はいつも「正しい」ことではなく「温かいもの」を受け入れるからです。

人間関係が柔らかく温かいものであれば、問題はクリアされていきますが、その人との関係がうまく形成されていなければ、いくら正しいことを主張しても聞き入れてはくれません。

説得力を磨くより、「温かく柔らかな人間関係をつくる」という解決法を覚えておくといいですね。子どもを言い聞かせて教育していくより、親が”実践者”として見本になっていきましょう。親子関係がいいものになれば、ほかの部分までうまく回り始めます。一番身近な人間関係を見つめ直し、築いていく。子どもは、それを教えに来てくれている、とても貴重な存在だと思えるのです。

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  7年前に社長にさせてもらって、正しいと思うことを一心不乱にやってきたように思います。会社は組織という人の集合体なわけですから、働く人が皆「心ひとつ」になれるといいなあと思います。でも、社長と社員の考えることは違うのは当たり前と言えば当たり前。立ち位置が違いますからね。でも理念の意識はそろえたいと思っています。

社長は自分の信じる道を進んで行かなければなりませんが、社長と社員とよい人間関係でなければ組織をまとめていくことはできないと考えるのです。

  最近思ったことは、「自分の価値観を社員に押し付けていたのではないか」ということなんです。「俺が正しいんだ。なぜ分からないんだ!」という上から目線というか、傲慢な自分がいたようにも思えます。正しいことでも伝え方を誤ると、受け取る方は苦しくなるばかりということでしょう。

  小林さんがおっしゃる「温かく柔らかな人間関係をつくる」ということは、母親と子どものような関係でしょうか。厳しさの中にもちゃんと愛情がある。太陽のような温かい心がある。そう考えるとなんだか自分がとっても小さく思えるんです。

 人は「正しい」ことではなく、「温かい」ものを受け入れるという言葉は胸に刺さります。自ら光を放てるような人間になりたいです。

 

 

 

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