2017年2月17日(金) 884/1000
<親の後ろ姿>
皆さん、おはようございます。
「宇宙も神様もぜんぶ味方につける習慣」(宝島社) その13
著者:小林正観氏
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私たちの魂は生まれながらにして、きれいなクリスタルなのです。ところが、学校教育の中で、比べること、争うことを教え込まれ、そういう価値観を水晶玉に泥のようにぬりつけていくのです。
人と争って自分が上に上がらないかぎり幸せになれないと教え込まれるから、今自分は不幸だと思うのです。すべての人がきれいなクリスタルの状態で生まれてきているにもかかわらず、競争を勝ち抜いたら偉いという価値観一色に世の中が染まっているため、水晶玉が泥まみれになってくるのです。
本来人間が、生まれたときにはきれいな水晶玉のような魂をもっています。競うこと、比べること、争うこと、それを全部やめてしまい、ただ自分が必要とされるところでニコニコと生きていくようになれば、順位が何番か、などは関係がなくなるのです。
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戦後教育は、よい点数をとって、よい学校に行き、よい就職先につくことが人生の勝者であるが如くすりこまれてきた。その先にあるものは、お金が全てであるという思想、つまり拝金主義という荒んだ世の中に引きずり込まれていくわけです。
お金を儲けること、人よりも前にいくこと、人に勝つことが「幸せ」になるための絶対条件であるかのように錯覚してしまっている。我々はお金のため”だけ”に働くという幻想から目を覚まさないかぎり、本当の意味においての「幸せ」というものをつかむことができないと思えたりします。お金は大事。でもお金イコール幸せとは違うわけです。
ピーターパンのように「大人になりたくない!」という子供たちにさせてはなりません。私たち大人が、いつも苦虫を噛み潰したような顔で仕事をするのではなく、いつも笑顔で「仕事って楽しいんだよ!」という姿を見せてあげることが、子どもたちに生きる希望を与えてあげることだと思うんです。
会社が苦しい時に女房と喧嘩ばかりしていた頃、次男の誠也に言われたことがあります。
「お父さんの会社なんて、絶対にいかない!」とてもショックな言葉でした。まさにピーターパン。
その後、いろんなことがあって、誠也が中学3年の時に、
「お父さんの会社に行きたい!」というわけです。
「どうして?」と聞くと、
「だって、お父さん楽しそうだもん!」この言葉には嬉しかったわけです(涙)
その誠也も高校を卒業します。立派な大人になることを願ってやみません。子どもの一番の教育は、親の後ろ姿ですね。