2017年2月14日(火) 881/1000
<心の柔軟性>
皆さん、おはようございます。
「宇宙も神様もぜんぶ味方につける習慣」(宝島社) その10
著者:小林正観氏
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ある集まりで、「定刻なのにまだ半数も来ていない」と主催者の方が言いました。その地域は30分くらい遅れて始まることがよくありました。私は「半数もの人が来ていると思って、来ている方に目を向けましょう。来ていない人に文句を言うより、来ている方に感謝するほうがいいですね」と言いました。その後、その地域では数回の講演がありましたが、その方は全然イライラしないようになりました。すると面白いことに、イライラしなくなってからは、定刻にだいたい3分の2が集まるようになり、お客さまの人数も増えたのだそうです。
目の前の現象を見て、100点になっていないときに文句を言うのではなく、70点あるいは80点なのであれば、そのできる分に対して感謝すること。喜びや幸せを感じて感謝できると、自分自身が楽で楽しくなります。そのような生き方をすると、地球と宇宙が味方となり、自分にとって幸せなこと、心地よいこと、嬉しいことを起してくれるようです。
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日常生活は自分の思い通りにならないことが日常茶飯事です。言ってみればストレスの中に埋もれているといってもいいかもです。思い通りにならないことは、言い換えてみると自分の期待より下回った時に生まれる感情と言えます。でも、よく考えれば自分の思い通りにならないことの方が実は多くて、その期待というものは相手の期待とは違うということを理解しないと、ますますストレスが膨張して、挙句の果てに怒りという感情が暴発することになる。この現象を自分本位とか、自分勝手というものかもしれません。
そもそも、思い通りにならないことは当たり前なのだから、「これでいいじゃん!」くらいの余裕のある心持ちが必要なのだなぁと思えたりします。
「心の柔軟性」というコラムの中で、
○八割がたできたところ「これで、よし」といえる、いいかげんさ。
○自分でできそうもないときには人に甘える、ふまじめさ。
○がんばりたくないときはがんばらない、のらりくらりさ。
○最悪の状況でも冗談をいって笑っていられる、能天気さ。
このくらいの心の柔軟性をもっていけば、生真面目になっているときよりは案外と気楽になって、上手くいくかもしれませんね。
「ない」ことよりも、「あること」の有難さ。
「できない」ことよりも、「できたこと」の嬉しさ。
「いない人」よりも、「いる人」への感謝。
やっぱり感謝することが、心に余裕を持たせてくれるように思えています。