2017年2月1日(水) 868/1000
<まだまだ甘えています>
皆さん、おはようございます。
修養のすすめ(致知出版社)より引用 その16
著者:北尾吉孝氏
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「凡事徹底」「現場主義」「即断即決」で、業績不振の視点、債務超過寸前のグループ会社を立て直し、一兆円企業の組織改革と業績拡大を成し遂げられた大和ハウス工業の代表取締役兼CEOの樋口武男さんは、「凡事を極める」ということを最重要視されております。
樋口さんが常々言われている通り、基本的な事柄を徹底していることが、やがて「非凡な成果」に繋がっていくのです。成功は正に凡事を究める、ということでもらたされるのではないかと私も思っています。
何事でも非凡ばかりを狙うがあまり、凡事を疎かにしたり大きいことばかりを考えているのも問題です。物事は常に凡事を徹底するかに始まり、二宮尊徳翁が説かれる
「積小為大・・・・・小を積みて大と為す」という基本姿勢を貫かねばなりません。
時に誇大妄想的な自信過剰の人を見かけますが、言わずもがなでいきなり飛躍できるはずはないのです。そうした類の人たちに、次の言葉を贈ります。
・ぐずぐず言っている暇に努力しなさい。
・あなたのやるべきを先ずはやり上げなさい。
・そしてあなたを信頼してくれる人を周りに多くつくりなさい。
結果、サポートしてくれる人が増えたならば、そうした力のお蔭を蒙(こうむ)りあなたが飛躍できるのです。
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凡事とは「ありきたりなこと、あたりまえのこと」、非凡は「普通より特にすぐれていること」と辞書に書いてありました。
地道な努力をやり続けることはなかなか長続きません。とても忍耐がいることです。そこには、自分の強い信念があるからこそ、継続できるものだと思います。僕も何度、挫けたでしょうか。自分の弱さを反省するわけなんです。
小さな実践の継続は、「こうなりたい」、「これを実現したい」という高い目標に向かうための意志の強さを試されていると思えるんです。
毎日の小さな努力の積み重ねが自分の体にすりこまれ、体の一部になるくらいまで努力しなければ思いは実現できないのでしょう。そのように考えると、まだまだあまえの中にいるように思えています。