2017年6月8日(木) 995/1000
<まずはやって見る>
皆さん、おはようございます。
「道をひらく」 PHP研究所 より引用 その3
著者:松下幸之助氏
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とにかく考えてみること、くふうしてみること、そしてやってみること。失敗すればやりなおせばいい。やりなおしてダメなら、もう一度くふうし、もう一度やりなおせばいい。
同じことを同じままにいくら繰り返しても、そこには何の進歩もない。先例におとなしく従うのもいいが、先例を破る新しい方法をくふうすることの方が大切である。やってみれば、そこに新しいくふうの道もつく。失敗することを恐れるよりも、生活にくふうのないことを恐れた方がいい。
われわれの祖先が、一つ一つくふうを重ねてくれたおかげで、われわれの今日の生活が生まれた。何気なしに見のがしている暮らしの断片にも、尊いくふうの跡がある。茶わん一つ、ペン一本も、これをつくずくと眺めてみれば、何というすばらしいくふうであろう。まさに無から有を生み出すほどの創造である。
おたがいにもう一度考え直そう。きのうと同じことをきょうは繰り返すまい。どんな小さなことでもいい。どんなわずかなことでもいい。きのうと同じことをきょうは繰り返すまい。多くの人びとの、このわずかなくふうの累積が、大きな繁栄を生み出すのである。
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新しいことにチャレンジするということは、リスクも考えなければなりませんが、大したリスクのないものは失敗を恐れず、「まずはやってみる」ということが、とても大切であると思うのです。
失敗を恐れ何もしないということは、何も変わらないということです。つまり現状維持ということになりますから衰退を意味します。なぜなら、社会は急速に変化しているわけですから、自分も会社も世の中の変化とともに変わっていかなければならないと思うのです。
10年後の自分は10年分の歳をとります。少なくとも10年分の経験値は積んでいきます。でも果敢に挑戦した10年と、何もしない10年とでは、天と地の開きがあることは言うまでもありません。
自分が歳をとって、「やっておけばよかった」と思っても、時を取り戻すことはできません。だから、大きなことでなくても、小さなことでよいので、「まずはやってみる」という行動が大切であると考えています。そんな積み重ねの中で、運が開けてくると思いたいのです。