2017年1月10日(火) 846/1000
<成長欲>
皆さん、おはようございます。
修養訓(致知出版社)
「人格は仕事の中で磨かれる」より引用
著者:藤尾秀昭氏
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人間は趣味では絶対に人格が磨かれない。人間の人格は仕事に打ち込む中で磨かれていく。
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世間では長時間労働、ブラック企業、メンタルヘルス、ストレスチェックという言葉が出回っている。決して過剰な働き方を推奨するわけではないが、世の中の動きが、できるだけ働かせないように、働くことは悪いことのような勘違いをしてしまう風潮にあるように思えてならないんです。
日本人が精神的に弱くなってきているようにも思える。なぜ、そのようになってきたのか、ということはさておいて、働くことで得られる喜びというものは尊いものだと思いたいわけです。
藤尾さんは「人間の人格は仕事に打ち込む中で磨かれていく」とおっしゃています。なぜ、仕事をつうじて人間的な成長する必要があるのでしょうか。
いつもこのように文章を書いている時は、思いついたことを坦々と書いていくんですが、たった今、自分で書いた、「なぜ成長しなければならないのか?」という問いに、キーボードの手が止まってしまいました。
・・・考えること5分・・・
結局、成長したい人は成長すればいいし、成長したくない人は成長しなくていいんじゃないかな。つまり、どっちでもいいということ。本人次第。はっきりしていることは、成長すれば「面白い」し「楽しい」ということ。なぜなら成長すれば生き方の幅も広がるし、人を喜ばせるレベルも上がる。
成長というのは、自分の人生の目的を達成するための手段というか、必要なものじゃないだろうか。だから今の自分に満足している人は、それ以上成長する必要はないということです。
でも多くの人の場合、自分の人生に満足している人なんて、ほとんどいないと思うので、成長することを求めるんじゃないだろうか。ただし、成長するためには努力がいるんです。その努力が面倒な人は、成長することで得られる喜びはありませんね。だから、どんな人でも自分の人生という時間を使って、「なりたい自分」、「成し遂げたいこと」をじっくり考えることで、成長欲っていうのが大きく、深くなると思うんです。そうすれば、自ずと行動が変わってくるんじゃないだろうか。
僕はもっと成長したいです。成長する過程の喜びや幸せを感じたいです。
この数か月、ドライバーの職務を連日やっていますが、若い時にずう~と、やってきた現場の匂いというか、大切なもんを思い出しているような感じがしているんです。
ドライバーという職業は、世の中にとって必要な職業、なくてはならない仕事です。他の人からそのように思われたいという依存ではなく、僕たちは大事な仕事をしているんだ、という自覚なんですよ。その自覚を感じることができる人は成長していけると思います。
「俺はどうせ運ちゃんだから」とか言う人間がいるけど、自分の仕事を自分で卑下している人がいるけど僕は好きではありません。どんな職業や仕事でも必要であるから存在しているわけで、誰かがやらなければ困る人がいるわけです。
職業に貴賤はありません。貴賤をつくっているのは自分自身だと考えるのです。