2017年1月7日(土)
<素直な心>
皆さんおはようございます。
修養訓(致知出版社)
「素直な人が伸びる」より引用
著者:藤尾秀昭氏
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『致知』の取材を通して随分と多くの方にお会いさせていただいた。
それぞれの世界でそれぞれの一道を切り拓いてこられた方々の話は多岐にわたり、実に魅力に富んでいたが、その人たちが共通して言われることがあった。伸びる人の条件である。
「どういう人が伸びますか」
という質問に、職業のジャンルを越え、その道の頂点を極めた人たちが一様に答えたのは、「素直な人が伸びる」というシンプルな言葉だった。即ち、素直な人でなければ運命を伸ばすことはできないということである。
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成功の秘訣は、「素直」であると松下幸之助さんはおっしゃっています。
この「素直」という言葉は簡単なんですが、どういうことなんでしょうか。僕の課題でもあるんですが、素直になるために五つのことを心がけようと思っています。
一つ目は、「言われたことは、まずはやって見る」ことです。やってみて、だめな事はあると思いますが、だめだったら止めればよいし、自分にあったやり方に変えればいいと思うんです。やらなければ、何も変わらないことだけははっきりしています。言ってくださる相手がいるということは、有難いメッセージだと思いたいんです。つまり、人の話に耳を傾けるということですね。できないことがありますが、相手の思いは一度は受け止めようと思っているんです。
二つ目は、「相手の言うことを否定しない」ことです。これが難しいんです。これで何度も失敗しています。自分が正しいという自己中心的な考えが邪魔しています。相手には相手の言い分や価値観があるわけですから、相手も正しいという思いで接していかなければ、「和」は生まれません。相手の考えをまずは受け入れてみるという謙虚さが必要だと思いました。言い方を変えると「聞き上手」でなければなりませんね。僕の一番の課題だと思います。
三つ目は、「正直である」ということです。嘘はつかないことです。それに自分にも嘘はつきたくないです。思ったことをそのまま相手に伝えることです。それは、自分の勝手やわがままではなくて、相手のために、相手の思いやりということです。
四つ目は、「感謝の気持ちを持つ」ことです。自分ひとりで生きているんじゃない。多くの人に支えられているという有難い気持ちを常に持つことが、大切だと思うんです。
五つ目は、「間違いを認める」ことです。誰しも間違いを認めたくありません。プライドもあるしね。でも、自分が正しいと思っていたことを、否定されたりすると腹が立つことは了見が狭く、器が小さいということです。僕のことですが。。。
また、失敗したことを誤魔化したりするのではなく、自分の非を認めることが大切だと思うんです。
他にもいろいろとあると思うんですが、全て僕の出来ていない、「素直」になるための課題です。
素直になるには、とても難しいことだと改めて感じています。
師匠から聞いたんですが、松下幸之助さんは「素直な心」を大切にしていたということは、
松下幸之助さんご自身が、なかなか素直な心になれなかったから言っているのだと。それほど、
「素直」というのは、難しいことだということですね。