2017年1月4日(水) 840/1000
<愚痴や不満も考え方次第>
皆さんおはようございます。
修養訓(致知出版社)
「不満が不幸を呼び寄せる」より引用
著者:藤尾秀昭氏
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歌人の生方(うぶかた)たつゑの母は、少女の頃、ともすれば不満顔をするたつゑに、「不満を持つ間は、人は幸せからはじき返されますのや」、とよく言ったという。
人生を知り尽くした人の英知の言葉であろう。
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運がいい人と運が悪い人がいますが、どうしたら運のいい人と悪い人がいるのだろうかと考えると、自分の考え方から生み出された行動によって変わるんじゃないかと思うんです。
「類は友よ呼ぶ」という言葉があるように、不平不満をもって愚痴やネガティブな発信ばかりしているとすれば、自分の周りは愚痴や不平不満で溢れかえる状況になっています。居酒屋で旦那や女房への不満、会社の悪口や上司の不満で花が咲いているのは危険信号です。そのような状況に自分を身を置いているとすれば、到底よい運がくるとは思えませんね。
愚痴というのは、自分の思い通りにならない時に生まれるものですが、愚痴を別の側面から考えて見てはどうだろうか。たとえば、「あの上司が気に入らない」とすれば、「あの上司は、こういう所が悪いんだけど、こういういい所もあるよね」、また「あの上司のような言葉は、自分は使わないように気をつけよう」という考え方にした方が、自分自身を「快」の状態にもっていけます。
要は人間ですから、愚痴や不満は大なり小なりあるものですから、できるだけ小さく、引っ張らないことだと考えています。
あとは、不満をもった時にこそ、自分を見つめて反省することです。そして、無理やりでも「笑顔」をつくることなんじゃないかと思うんです。そうしていれば、よい人に出逢ったり、応援者や助けてくれる人が出たり、ひらめきがあったり、という好運が少しずつ開けていくように思えるんです。
そんなことを言いながら、愚痴や不満がないわけではありません。でも愚痴を言い、不満を抱いたと時に、自分の心の状況を客観的に見るように心がけ、反省するようにしていきたいと思います。