2016年12月21日(水) 826/1000
<仕事に感謝>
皆さんおはようございます。
修養訓(致知出版社)
「純一無雑の工夫をする」より引用
著者:藤尾秀昭氏
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「何ものにも真剣になれず、したがって、何事にも己を忘れることができない。満足することができない。楽しむことができない。常に不平を抱き、不満を持って、何か陰口を叩いたり、やけのようなことをいって、その日その日をいかにも雑然と暮らすということは、人間として一種の自殺行為です。社会にとっても非常に有害です。毒であります」
では、どういう生き方をすればよいのか。
「いかにすればいつまでも進歩向上していくことができるのか。第一に絶えず精神を仕事に打ち込んでいくということです。純一無雑の工夫をする。近代的にいうと、全力を挙げて仕事に打ち込んでいく、ということです」
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仕事が面倒だなぁとか、もっと楽な仕事はないだろうか。あるいは会社で上司の悪口、会社への不平不満をいつも考えているとすれば、どのような仕事に就いたとしても一生涯、仕事はつまらないものとなって、人生を棒に振ることになるわけです。
なぜならば、仕事は人生という大切な時間の多くを使っているからです。だから、どのような仕事であっても、仕事があることに感謝することがとても大切になるのです。そのような思いで仕事をすれば、自ずと仕事に向き合う姿勢が変わってきます。仕事に工夫が生まれ、頼られる人間となり、仕事の喜び、そして好運の扉が開いていくと思いたいのです。
仕事は単にお金を稼ぐための道具ではないのです。尊い自分を活かしていくためには、自らの力を十分に発揮し、知恵と工夫で「よい仕事」をすることが「己を活かす」ことになります。その大前提として、やはり仕事への感謝ではないでしょうか。
そのような気持ちで仕事をしていけば、笑顔でいられる時間がきっと多くなると思うんです。