2016年12月19日(月) 824/1000
<苦難の意味を考える>
皆さんおはようございます。
修養訓(致知出版社)
「天は試練を与えてその人を試す」より引用
著者:藤尾秀昭氏
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天は試練を与えてその人を試す、という言葉がある。
天はその人の魂を磨き、人格をさらに成長させるために試練を与えるのだ、ともいわれる。
天は無常無地性である。
絶えず変化し一瞬もとどまらない。そして、その働きは善悪という人間の価値判断をはるかに超越している。それが時として言語を絶する試練を人間に与えることにもなる。
天の試練に対して人類は、そこに何かの意味、何かの光を見出し、汲み取ろうとすることで試練を受け止め、乗りこえようとしてきた。冒頭の言葉もそういう先人たちの思いの結晶である。
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「万人幸福の栞」の”苦難は幸福の門”には、苦難は、生活の不自然さ、心の”ゆがみ”の映った危険信号であり、ここに幸福の門に入る門があることがわかってきた。
もう苦難を恐れきらうことがなくなる。いや、よろこんで苦難に立ち向かう。にっこり笑ってこれに取り組む。そして苦難の原因になっている生活のあやまり、こころの不自然さを取り去ると、かつ然として幸福の天地が開けてくる。とあります。
それでも苦難は来てほしくないものである。人それぞれの苦難、一つひとつの苦難に大小はあると思いますが、苦難の意味、原因を見出してこそ、苦難に価値があるという教えです。
辛い時には問いかけていこう!、 「この苦難は何を伝えたいのか?」
苦難は辛いものですが、無理やりでも”にっこり”笑う余裕を持ちたいものです。