2016年12月16日(金) 821/1000
<日は昇る>
皆さんおはようございます。
致知1月号(致知出版社)
「僕らは逆境を乗り越え夢に生きる」 より抜粋
仙拓社長 佐藤仙務氏
仙拓副社長 松元拓也氏
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十万人に一人といわれる難病・脊髄性筋萎縮症を抱えた青年二人が、会社を立ち上げた。25歳の佐藤仙務さんはベットの上、28歳の松元拓也さんは車椅子の生活をそれぞれに強いられながら、社員を雇用して奮闘中である。
(佐藤)
ずっと営業をやってきて実感するんですけど、やっぱり仕事には波があるんですね。そして仕事のない時は、どんなに頑張ってテコ入れしてもそんなにすぐにはいい方向には向かない。でもその時にどうやってそこを耐え抜くかが大事だと思うんです。
向かい風の時に後ろにさえ下がらなければ、いずれ風向きは変わります。経営というのは我慢の中で風向きを探って、いい風を見つけていかなければなりません。
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体に障がいを持ちながら会社を立ち上げ、多くの困難に立ち向かっていく二人の姿を読むと、その忍耐力の凄さを感じました。
経営は、よい時もあれば悪いと時もあります。よい時に悪い時が来た時のための備えをすること。佐藤さんがおっしゃるように、耐えること、信じること、そして未来を予見する力を養っていくことが大切になるのだと思います。
よい時に驕(おご)らず、
「これは自分の力ではない、運が良かっただけなんだ!」と謙虚になることだと、松下幸之助さんがおっしゃっていました。
悪い時でも腐らず、慌てず、じっと耐え抜き「日は必ず昇るんだ!」と信じたいんです。そのために毎日の努力を怠らないことが、自分を信じることになるんだと思うのです。