2016年12月13日(火) 818/1000
<人は城>
皆さんおはようございます。
入出運送㈱の創業者の浮海徳七さんが12月9日お亡くなりになりました。享年98歳。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
葬儀に参列し最後のお別れの時には涙が込み上げてきたのです。創業のご苦労に耐えぬいて繋いでくださったからこそ、現在も会社が存続しているわけです。そのことを思うと、感謝の念に堪えません。
創業から現在に至るまでの61年という道のりは、二度の倒産の危機がございました。それを乗りこえてこられたのは、ご支援をいただいたお客様、共に頑張ってきた社員、社員の家族、協力会社の皆様、株主の方々、多くの皆様に支えられ、今日にまで生かされてきたわけです。
そのことを思うと、会社というものは絶対に潰したらいかん、繁栄させていかなければならいという使命感を強くします。会社の繁栄は、働く人の成長でしかありえないと思っています。よい社員がいれば、どんな苦境になったとしても耐え抜いていけると信じています。
戦国最強と言われた武田軍総大将、武田信玄の名言に、
「人は城、人は石垣、人は堀、 情けは味方、仇は敵なり」があります。
この意味は、信玄は人の力がないと城があっても役に立たない。信頼できる「人」の集まりは、強固な「城」に匹敵すると考えていたそうです。
人は、情をかけると味方になる一方、権力で抑えつけれたり不信感を与えると必ず反発にあい、害意を抱くようになります。個々の特徴を掴み、適材適所で個人の才能を十分に発揮できる集団を作ることが大事で、その人材こそが城であり石垣であり堀である。と教訓を残しています。
今の私の最大の課題であるように感じています。
歴代の社長在籍期間は、創業者の浮海徳七21年、二代目社長鈴木喜徳33年、そして三代目社長の私、鈴木啓之が7年目となります。
61年という年月は、年輪のごとく刻まれたさまざまな出来事がアイデックスを創りあげたきたことを思うと身が引き締まります。四代目につなげるために、そして創業100年を迎えるために、未来をしっかりと創り上げていくことを誓います。