2016年12月1日(木) 806/1000
<自らの心に火をつける>
皆さんおはようございます。
致知12月号(致知出版社)
「組織を伸ばす人材をどうそだてるか」より抜粋
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人を大切にして人を動かすというのが基本的な考えで、表現は悪いですけど、やはり人間にはゴミはないと。ゴミにしてしまうのはリーダー次第。ゴミのように見えても、その人間をどう活かしていくかが大事だと思います。
リーダーにとって一番大事なのは、社員の心に火をつけることです。トップがいつも火をつけていたら大変ですから、それぞれの部門のリーダーが部下の心に火をつける。それにはまず自分が燃えなければ、人の心には火はつけられません。では、自分が燃えるにはどうしたらいいか。それはやはり使命感を持つこと。そこが一番大事なことだと思っています。
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リーダーの役割は人を動かし、組織を動かすことで成果を出すことであると教えられました。組織の中にいる一人ひとりはご縁でつながり、それぞれの役割があります。また、組織はいろんな人の集合体によって存在しているわけだから、そのことを十分に理解し、人を活かし人を動かしていくことが組織を強くしていくものであると考えるのです。
リーダーも人間ですから、相性の良い人、そうでない人がいるわけですが、個人の感情よりどんな人でもその人のよい所、また強みを活かしていくことが大事であると考えるのです。
経営者は組織の中心として自らが燃えること、そして、その熱が周囲の人に伝わり、組織全体の温度が上がっていくという中心核でなければならないわけです。だから、リーダーは、「この組織は何のために存在しているのか」、「自分の使命は何か」という存在意義を見出さなければ、自らの心に火がつきません。それに気づき、腑に落とし、燃え続けられるように自らを鍛えていかなければならないと思っています。