2016年11月11日(金) 786/1000
<現状を認めること>
皆さんおはようございます。
「運の強化書」より抜粋 SBクリエイティブ
著者:山崎拓巳氏 その13
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絶対絶命のピンチに見舞われるーーー。
そんな場面が人生にはあると思います。
毎日もがくように生きている。
心が重い。風景が暗い。心配事が降り積もる。
あるときは、「何でそうなんだ!」と怒りがこみ上げ、あるときは、「もーいいや・・・・・・・」と気持ちが落ち込む。
起きていることを、受け入れるまでの時間が長ければ長いほど苦しみも大きい。
こうなったらどうしよう、ああなったらどうしようとあれこれ想像しては、心配事にさいなまれるばかり。
そういう状況から抜け出す道は、「現状を肯定すること」と「本当はどうなればいいのか?」を認識すると見え始めるものです。
「これはわざわざ神様が起こしてくれていることだ」と肯定し、新しい意味をつくり上げてみる。「今まで走り続けてきて、そろそろ少し休養しては?」と神様が休養をくださったのかもと考えてみる。
「本当はどう生きたい? 本当はどうありたい?」と自分の人生と向き合うチャンスなのかもと考えてみる。
その状況を積極的に肯定することで、明るい風景が見えてきます。その状況に腹を立てたり、悔しがったりするのに時間を使っても仕方がありません。
誰がこんな状況をつくったんだ? と不快な思いをするよりも、次の未来への展開をワクワクと描きたい。マイナスのスパイラルに巻き込まれることにエネルギーは使うべきではありません。
そして、失ったものを見るのではなく、自分の手元にあるものを見直してみましょう。感謝する気持ちをフル活動させて、今の自分の現状に「ありがとう」を伝える。
この辛い時期も、未来から見ると「あのときのいろいろな経験が今の自分をつくってくれた」と感じるはずだと想像してみる。ターニングポイントとはそんなものです。
人生が大きく変化する出来事は大きく分けることの3つだと言われています。
1.大きな金銭トラブル
2.大きな人間関係のトラブル
3.身近な人の喪失
こうした大きなショックを体験した後などに、「私は、そもそもどんな人生を生きたいのか?」と自問自答が始まり、新しい一歩が踏み出されることがよくあります。
大変なことが起こると、大きく人生を変えることができます。しかし、人生を変えるために大変なことが起きるのをわざわざ待つ必要はないと思います。
だったら、大きな目標を掲げ、今の状況を大変としてみるのは、どうでしょうか。
不幸を待つのではなく、積極的に踏み出していくやり方のほうが、運気の高い生き方になるのではないでしょうか。
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会社がピンチの時に、「僕は何のために経営者をやっているんだろぉ!」と悩んだ時期があります。そんな難しい答えは、なかなか出てこないものです。
経営理念の基礎をつくるために二泊三日の山籠もりを数回やって、1年かけて経営理念を創ったのが昨日のようです。
だから、悩んだ時には経営理念に戻って自分の判断基準にしています。
会社を経営していると、様々なことが起こります。よい事ならいいのですが、悪いことだって起こるわけです。そんな時、わりと「意味づけ」する癖がついているように思います。
「これは何のために起きているんだろうか、何の意味があるんだろうか!」と前向きに考えるようにしています。つまり現状を認めること、肯定することです。そう考えることで、自分を納得させるということにもなります。
負の現象をありのままに捉えてしまうと感情に左右されてしまいます。
昔は結構、引きずりましたが、この癖がついてからは、気持ちの切り替えが早くなりました。
僕の師匠である、和尚に頂いた言葉があります。
「ないものを悩んでも仕方がない、工夫しよう。今もっているものを最大限に生かす工夫を」