2016年11月6日(日) 781/1000
<伝えると伝わる>
皆さんおはようございます。
「運の強化書」より抜粋 SBクリエイティブ
著者:山崎拓巳氏 その8
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自分の伝えたいことを誰かに伝える。
この感動をあの人と共有したい。
こんな素晴らしい話、初めて!
絶対、あの人と一緒に活動したい!
でも、いざ気持ちを伝えてみると・・・・・。
あらら?
何で一緒に感動できないんだろう?
何であの話を再現できないんだろう?
何で悲観的な意見しか得られないのだろう?
これはつまり、「知る」と「わかる」が違うように、「感動する」と「感動を伝える」が違うからなんです。
その難しさには僕自身いつも驚いていますが、その難しさを経験すると、新しい扉が目の前に姿を現わすのも事実です。
こういう時はまず、感動できる心に素直に感謝してみましょう。そうすれば感動の輪郭が見えてきて、感動の核心がつかめます。
さぁ、これをどう料理し、どう伝えると人に伝わるのでしょうか?
言葉の魔術師みたいな人って本当にいます。
彼らの頭の中はどうなっているのでしょうか? 僕はこう思います。
そういう人は、伝えたいものをそのまま伝えるのではなく、一度咀嚼(そしゃく)し、的確に伝わる話に加工し、そこでようやくその内容を話しているのではないでしょうか?
このレベルを目指すために大切なことは、素敵な語り手、憧れる語り手の口調や話す内容を真似して話してみること。
そうしていると、テンプレートみたいなものが自然と自分の中に生まれ、知らないうちに応用できるようになっていきます。
伝えたいことを、伝わりやすい順序にして、チャート式に頭に描く。その物語を頭で映像化し、その映像を見ながらそれを言葉に変えていく。
言いたいことを言い表す絶妙なたとえ話を織り込んだりしてみる。笑いやユーモアを加え、聞いている人が楽しい気持ちになり、次は何を話すんだろう? と思わず前のめりになるように工夫してみる。
また、上から物を言わないっていうのも大切です。
断言することで傷つく人がいないかといった配慮をするのも大事。
「・・・・・である」と言わず「・・・・・・かもしれない」と聞き手に逃げ道を用意する優しさも話術の極意です。
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伝えることって本当に難しいです。「伝える」ことと「伝わる」ことって違うんですよね。
自分では理解していることでも、言いっぱなしで伝わっている気になっていることが多いのだと思えています。社長だから思いを伝え続けなければいけないけど、「伝わる」ってホントに難しいものだと実感してるんです。
やっぱり、「俺はこう考えているんだ!」、「こうしたいんだ!」、「こうしなければならないんだ!」、という価値観の押しつけ、上から目線、エゴ、自己ちゅー、そんなことが心の中にあって無意識のうちに言葉に現れ、伝わっていないのでしょう。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
ということわざがあるように、偉い人ほど謙虚な人が多いです。僕はすぐに「ドヤ顔」になっているような気がします。だから、いつも女房に叱られてばかりいます。
もっと高みを見て自分を戒めていこうと思います。