2016年10月16日(日) 760/1000
<人間を生きる>
皆さんおはようございます。
「ジタバタしない生き方」 KKロングセラーズ より抜粋 その5
著者:大徳寺大仙院閑栖 尾関宗園氏
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自分自身が「他の人とぜんぜん違うやないか」と驚いたら、それだけでもう安心してしまいます。 安心、安定感というのは、心が一番ものすごいものだということを知っておかなければ出てこない。善だとか、悪だとかいっておったらダメです。
「あんなアホみたいな人を、なんで尊敬するのや。尊敬することない」
そうじゃないんです。向こうとは違います。みんなこっちのことです。
現実に見えるものは、みんなあらへんのや。
自分がつくっているまっさらの姿です。
勝手に自分でその姿をつくっているのです。
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自然界に存在するもの以外は、全て人間がつくってきたと言っていい。家庭も会社も神社もです。あるいは、喜びも苦悩も人間がつくっているものです。
でも、よくよく考えると、人間も自然界の一部であるから、なにか存在する意義があると考えた方がよいのではないか。そうなると、人間界にある人間の負の出来事も自然の一つと考えたならば、避けることができないものとなってくる。
そうなると、辛いこと、苦しいこと、困難なことも、良くなるため、最適化するために起きていることであると考えたらどうだろうか。
避けられることができないのだから、無理なく自然に受け入れると考えた方が、希望が湧いてくるというものである。
全ては自分が創っている、人間が創っている、ということある。その現実に気づいた時、生き方が大きく変わってくるのではないだろうか。
私たちは人間をやっているのだから、人間の世界を精一杯生きていくことが、人間であると思えています。