2016年10月13日(木) 757/1000
<迷い>
皆さんおはようございます。
「ジタバタしない生き方」 KKロングセラーズ より抜粋 その2
著者:大徳寺大仙院閑栖 尾関宗園氏
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自分の思惑どおりになる世界というのは、1+1=2です。
当然、2に決まっているやないかという「決まっている」ところを、ちょっと脇の方から眺める練習をしてみる。固定観念をほどいて取り除く。
それによって、自由闊達(かったつ)な、融通無碍(むげ)な働きを手に入れていく。
右といったら左、上といったら下というように相反するものが必ずあるけれど、対立しているものではありません。
人はすべて、その人にしかない素晴らしいものを持って生まれているのです。
役に立たない、余計なものでいっぱいだから、迷いが出てきます。
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物事がうまくいかない時は、この方法しかないという固定概念に阻まれ、盲目になってしまっている。そんな時ほど、人に相談するのがいい。相手は自分という人間を客観的によく見えている。
世の中で一番わかっていないのは、自分自身であると言えるかもしれない。いやそうに違いない。
誰しも自分を責めたくないし、自分の考えを屁理屈によって正当化したくなるものである。私がそうだ。だからこそ、「今の自分でいいのだろうか!」という問いを、いつも自分に投げ掛けることが、正しい自分をつくっていくことになるのではないだろうか。
迷いのない人生はない。迷いの中から道を見つけて歩んでいく。その過程において、はっきりとした一筋の歩みが導きだせるのだと思うのです。
迷いは、迷いによって解決しようとする行動が自分を創っていくのでしょう。