2016年10月7日(金) 751/1000
<失敗は自分のせい>
皆さんおはようございます。
致知10月号(致知出版社)
「幸田露伴が教える運を引き寄せる要訣」
上智大学名誉教授 渡部昇一氏
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露伴は人生における成功者と失敗者を観察し、一つの法則を発見します。露伴は言います。 「大きな成功を遂げた人は、失敗を人のせいにするのではなく、自分のせいにするという傾向が強い」
物事がうまくいかなかったり失敗してしまった時、人のせいにすれば自分は楽です。あいつがこうしなかったからうまくいかなかったのだーーーあれがこうなっていなかったから失敗したのだーーー物事をこのように捉えていれば、自分が傷つくことはありません。悪いのは他であって自分ではないのだから、気楽なものです。
だが、こういう状態では、物事はそこで終わってしっまって、そこから得たり学んだりするものは何もありません。
失敗や不運の因を自分に引き寄せて捉えている人は辛い思いをするし、苦しみもします。しかし同時に、「あれはああではなく、こうすればよかった!」という反省の思慮を持つことにもなります。それが進歩であり前進であり向上というものです。
失敗や不運を自分に引き寄せて考えることを続けた人間と、他のせいにして済ますことを繰り返してきた人間とでは、かなりの確率で運のよさがだんだん違ってくる、ということです。
幸運不運は気まぐれや偶然のものではありません。自分のあり方で引き寄せるものなのです。
「失敗をしたら必ず自分のせいにせよ」
露伴の説くシンプルなこのひと言は、人生を後悔しないための何よりの要訣です。
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幸運や不運というのは、向こうから勝手にやってくるものではなくて、どうやら自分の行いによって、引き寄せたり、離したりするらしいです。
その中でも露伴氏は、自分にとって都合の悪いことの原因を、他人のせいにするか、自分の責任にするかで幸運と不運の分かれ道だと言うのです。
若い時には、人のせいばかりしていたように思います。だから、友だちもいなくて、交通事故という不運にあったりしたんじゃないかと思えたりします。そんな時に出会った言葉が、「自らの苦悩は自らが創り出している」というものです。
人間の性格は、簡単に変わるものではありませんから、いやなことがあった時は、この言葉を思い出しては、矢印の向きを自分に向けるような癖づけをしてきました。
特に会社に入ってからは、強く意識してきたように思います。それでも自我がでてしまい、自己コントロールが難しいです。
今は、結構悩むことはあるんですが、雲の上から見渡せば幸せだと思っています。やはり、良い出来事も悪い出来事も自分が創りだしていると考え、精進していきたいと思います。