2016年10月1日(土) 745/1000
<急がば回れ>
皆さんおはようございます。
致知10月号(致知出版社)
特集「人生の要訣」より抜粋
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夢、志、理想、ビジョンを持たない個人も、会社も、国も、絶対に発展しない、ということである。あらゆる生命が発展するためには、高く掲げる目標が不可欠なのだ。忘れてはならない人生の要訣である。
「志立たざれば天下に成すべきの事なし・・・・・・・。志立たざれば舵なきの舟、銜(くつわ)なくの馬の如く、漂蕩奔逸(ひょうとうほんいつ)して、ついに何の底(とど)まる所ぞや」
志が立たなければ何事も成し得ない。舵にない舟、銜のない馬と同じで、どこに行くのかわからない人生になってしまう、という王陽明(おうようめい)の言葉である。まさにその通りである。
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夢、志、理想、ビジョンに高く掲げて向かおうとすると、それを阻もうとする物理的な障害、人的障害が容赦なしにやってくる。
高ければ高いほど、障害も大きくなり、そう簡単には乗り越えられそうにないと思えるほどであります。
そのような時は、一旦、呼吸を整え、遠回りと思えるかもしれないけれど、道を変えてみることも必要であると思えています。
その時、夢、志、理想、ビジョンという的は、しっかりと目を離さずに捉えておくことじゃないだろうか。
言い換えれば、富士山の頂上を目指す時に、上るルートは幾通りもあるわけですから、一見、遠回りかもしれないけれど、「急がば回れ」という言葉もありますからと、自分を納得させています。