2016年9月28日(水) 742/1000
<私だったらこうする>
皆さんおはようございます。
致知10月号(致知出版社)
「自らを省みて自ら変わる」より抜粋 その3
志ネットワーク「青年塾」代表 上甲 晃氏
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青年塾の活動を通じ、若い人の目に力を宿し、元気にするにはどうしたらよいか、いろいろ考えてきました。そして、若い人にはまず、「人生は自分の思い描く以上の結果はだせない」ということを繰り返し説いてきました。
思いが小さいと努力も小さくなる。努力が小さいと結果も小さいから喜びも小さい。そこそこ食っていければいいという考えでは、人生の本当の喜びは決して得られない。命のエネルギーの源は、君の思いにある。だから思いを大きく、高く持てと説くのです。
残念ながら、若い人に
「なぜ青年塾に来たの?」と尋ねると、
「会社から行けと言われたからです」と答える人が多くいます。
「なぜ、その仕事をしているの?」と聞くと、
「会社の命令だからです」
こんな自分の意志を持たない精神的な奴隷から、元気が生まれるはずがありません。奴隷を捨て、主人公意識を持つことが、いまの若い人がまず心に刻むべき人生の要訣と言えます。
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人生の夢や目標をもって生きている人って、どれほどいるでしょうか。夢や目標を持たずして年をとり、この世とお別れする時は、この世にしがみつきたくなるんじゃないだろうか。でも、夢や目標を持つことは簡単そうで簡単じゃないしね。まして、途上国のように今日のご飯に困っている人たちにとって、夢や目標どころじゃないので日本という国は幸せな国だなあ、と思うんですよ。
折角、日本に生まれたんだから、夢や目標、チャレンジする人生を歩みたいよね。
そして、この世からあの世にいくときに、「あぁ、楽しかった、悔いはないよ!」、なんて、かっこよく逝きたいものですよ。
言われたことだけを行動するという受け身では、個人の成長はありませんね。上司から指示されたことにプラスアルファーして結果を残すこと、自分の考えを常に持つこと。そのための訓練として、「自分が上司だったらこうする」、「自分が社長だったらこうする」ということを日常考える癖をもつことです。その時、注意しなければならないのが、自分から見た上司や社長ではなく、本当に上司や社長になりきって考えることなんです。その繰り返しの中で、相手やお客様の立場になって考えることにもつながるんです。
そんなことを考えて行動するようになると、見える景色が広がるんだよね。これホント。随分と人生の楽しみ方が変わってくると思うんです。