2016年9月20日(火) 734/1000
<良心>
皆さんおはようございます。
「君子を目指せ小人になるな」(致知出版社)より引用 その17
著者:北尾吉孝氏
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人間には誰にも胸の奥に良心があり、どんなに人を欺いても、その良心は欺くことができない。それゆえに、良心に照らして真実を指摘されると、恥ずかしくて耳が赤くなるわけです。
だから、良心に照らし合わせて恥ずかしいことはしないことが第一です。法律を判断の拠り所にするのではなく、自分の良心を拠り所にするべきです。
しかし、その良心はしばしば私利私欲に覆われ曇らされてしまいがちです。そこで、常に私利私欲を抑えて、良心を明らかな徳、明徳にしていくことが非常に大事なのです。
良心に照らし合わせて恥ずかしいことの一つは、自分が当然やらなければならないことを、怠慢や臆病のためにまだ果たしていないことです。自分の未熟な至らない姿を恥ずかしく思うからこそ、人はその本然に返ることができるのです。
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自分のことは棚に上げてしまうが、他人の行動や発言を見ていると、到底大人とは思えない言動を見ることがある。それが、身近で起きればなおさらなのです。そういう人は、自分の欲求が満たされないことに不満や怒りの感情を抑えきれず表面化する。
誰しも幼い頃は、純粋な人間であったのです。大人になる過程において、その心が閉ざされてしまうのです。
人を変えることはできません。自分も変えることが難しいのに、人を変えるなんて到底できるものではありません。まずは、自分が変わるしかないのです。
でも「自分が変わりたい」と思えるということは、とても大切なことだと思うんです。
多くの場合、閉ざされた純粋な心に、我欲という厚い雲に阻まれ、それさえも思うことはありません。
自分の周りにいる友達を見てみてみよう。
・いつも愚痴や不満を言っていませんか。
・いつも人のうわさ話ばかりしていませんか。
・いつも前向きで高い志の話をしていますか。
・いつも笑いがありますか。
「類は友を呼ぶ」、周囲の気の合う仲間は、自分の鏡といいます。
「人の振り見て我がふり直せ」、戒めにしていかなければと思っています。
自分の良心に恥じない生き方をしていきます。