2016年9月18日(日) 732/1000
<敬うこと>
皆さんおはようございます。
「君子を目指せ小人になるな」(致知出版社)より引用 その15
著者:北尾吉孝氏
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「礼」の第一の心は「敬」です。この「敬」には「慎む」という意味があります。
『礼記』の冒頭には「礼は慎みにあり」とありますが、礼は人に対する前に、自分自身を引き締め、そして相手を敬うことです。
たとえば朝、「おはようございます」と言うと、相手からも「おはようございます」と返ってきます。この「礼」は相手に対する「敬」の表現です。そして相手からも返事が返ってくるということは、自分に対する「敬」になります。
つまり「礼」の本義とは、相手に対すると同時に、自らが自らに対して敬するものでもあるわけです。相手を通じて「おはようございます」と返ってくるということが非常に大切です。
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人と人との最初のコミュニケーションの始まりは挨拶です。挨拶で人を和ませるし、笑顔にもなります。だから、朝一番の挨拶って大切ですよね。
ところがその挨拶がまともにできない人が多い。顔は対面でなく、目を見て挨拶ができず、どこに挨拶をしているんだろうか、と疑問になってしまう時があるのです。これでは、お互いを認め合うことさえもできません。ただ、声を出し合っているに過ぎないとさえ感じてしまいます。
挨拶は、お互いの心を通わせるもので大切な瞬間です。相手を認め、敬うことです。
お互いの挨拶によって、笑顔になって一日が始めることができたら、とても気持ちの良い一日の始まりとなりますよね。気持ちのよい挨拶は、自分にも相手にとっても大切な瞬間であると思うのです。
挨拶は、よい人間関係が築くための始まりなのです。