2017年5月26日(金) 982/1000
<オフの過ごし方>
皆さん、おはようございます。
「人生で本当に大切なこと」 幻冬舎新書 より引用
著者:王 貞治氏&岡田武史氏
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プロの仕事というのは、試合や練習のときだけのことではありません。ハードな練習をすると、体力が一時的にガクンと落ちます。そこで栄養補給をしたり休養をとると、リバウンドで前より少し体力が上がります。きつい練習で身体をいじめて、その後しっかり調整すると、体力は以前より高いレベルになるんです。
練習のときに負荷をかけないと回復の程度も低いので、僕らは最高の回復を狙ってトレーニングのメニューを組むわけです。
ところが、練習の後で酒をたくさん飲んだり、あまり寝ていなかったりすると、以前の体力まで戻る前に次の練習時間が来るので、逆に体力が落ちていきます。次の日にまた彼女とデートして、カラオケにも行っていたら、さらに体力は落ちてしまいます。
アマチュアの選手というのは練習でいったん体力を落とすところまではできても、その後の回復がきちんとできない。プロというのは、練習の後、トレーニング効果が最大限に発揮されるところまで含めて、お金をもらっているんです。だから、プロの世界では、オフの過ごし方にものすごくうるさいんです。それは基本中の基本なんです。
もし、同世代のヤツと同じように夜遊びしたいんだったら、プロなんて辞めたらいい。こういう話を学生や若い選手にすると、
「意志が弱くて、つい遊んでしまうんですが、どうしたらいいでしょう」と質問されたりしますが、「そのまま弱い自分を受け入れたらいいじゃない? たまに飲みに行ったり、遊びに行ったりしてもいいと思うよ。君はトップアスリートになるつもりじゃないんだろう?」と答えます。
細かいことで自分は弱いなんて思う必要もないし、逆にそこで満足するならそこまでなんだろうし、人生において何が幸せか、何が成功かなんて、自分で決めるしかないんです。
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若い頃、仕事はそれなりにやったと思いますが、仕事以外で自己成長させる勉強なんてしたことありません。だから、休日は、寝転んでいたり、遊びにいったりという過ごし方でした。今、振り返れば、もったいない時間の使い方だったなぁ、と思います。若い時は、体の回復力も早いし、記憶力もいい。そのような時期にもっと、いろんな勉強をしておけばよかったと反省しています。
本嫌いだった僕が、50歳になって本を読むことが楽しくなってきました。休日はもっぱら読書をしています。仕事が終われば、自由時間。何をしていても文句を言われることはありません。決めるのは自分です。
お酒を飲みすぎて、次の日の仕事に差し支えのあるような飲み方をしないように心掛けているのですが、自分を律するセルフコントロールが効かないときがあるんです。やっぱり、自分を制御できなければダメですね。
オフの過ごし方で、行く末が決まってくるように思います。今さらなんですが、何か目標を決めてオフの時間を意義あるものにしていきたです。