2016年8月30日(火) 713/1000
<仕事って何ですか?>
一日は24時間である。そのうち半分くらいの時間を使って仕事をしているんだから、残りの人生という時間の半分は仕事に使うことになりますよね。これだけを考えると、人生から見た仕事というのは、とても重要なものであると気づいてくるんです。そうなると、「生きる」ということは、仕事を通じて何かを求めているんじゃないだろうか、何かを探しているんじゃないだろうか。と思えてきます。その答えを見つけるために仕事をしていると言ってもいいんじゃないだろうか。
探しているから、
「もっと、いい仕事があるんじゃないか」、とか、
「もっと、いい会社」があるんじゃないか。という具合に探して、転職をしていくんだと思うのです。
そうなると、その探しものの正体はいったいなんだろうか、という疑問がでてきます。人生を通じての探しものですから、たいそう大きなものに思えるのですが、私が思うには、笑顔、楽しさ、働きがい、生きがいであったり、というもののように思えるんです。言い換えれば、「自分の幸せ」というものを追い求め、探し続けて、人生を歩んでいるんじゃないだろうか、ということになるんです。
そう考えると、「幸せ」はどこにあるのか、ということです。たとえば、お金が幸せとするならば、もっと、たくさん給料をもらえる会社となるので、際限なく転職して探し続けていかないといけないよね。これは大変だね。生活できん、お給料ではいかんけど。。。
結局、追い求めても、探し続けても、どこにもないと思うんです。私が思うには、自分の心の中にあるように思えているんですよ。
今、我々に必要なことは、「考える」ということのように思うんです。
自分が笑顔になれることは、
仕事が楽しいと思えることは、
家族が仲良くしていれることは、
自分の夢ってなんだろうか、
働きがいってどういうことだろうか、
生きがいってなんだろうか、
という具合に、「幸せ」ってなんだろうか、という自分の考えです。
お金ということであれば、そのお金は何のために使うのか、という具合に深めていきたいですよね。
一人ひとり価値観が違うので、押しつけではいけないよね。だから、「考える」ことが大切なように思えるんです。それを考えなければ、働くってことは、単に生活の糧、お金のためだけになってしまって、探しものが見つからないように思えるんです。
戦後と違って、日本は豊かになりました。働く職場があり、ちゃんと自分の意志をもって仕事をすれば、例外はありますが、生きていけます。
私の人生を使って成し遂げたいことなんですが、働くみんなに、「アイデックスで働けてよかった!」という幸せ感なんです。これは、私の幸せと同じなんですよ。だから、諦めず追い求めていけます。
残念だけど退職する社員がいます。私の不徳で、辞めていく社員を幸せにしてあげることが出来なかった、という後悔なんです。だから、私が「幸せ」に出来なかったから、次の会社の社長に可愛がってもらって、幸せになってほしいと願うんです。
「幸せ」を裏返すと「苦難」。コインの裏表と一緒だよ。と学びました。これはなるほど、と思いました。