2016年8月21日(日) 704/1000
<恩返しの連鎖>
皆さんおはようございます。
致知9月号(致知出版社)より引用
「感謝報恩に生きた偉人の物語」 その2
ことほぎ代表 白駒妃登美氏
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日本人が古来最も大切にしてきたもの、それが恩です。日本人のことを「感謝の民族」という方もいますが、感謝が気持ちだけにとどまることが多いのに対し、恩を感じたら、その恩を返そうとか、誰かに送ろうとするなど、必ず行動になって現れます。ですから、恩を感じるセンサーを育むことが、日本人の遺伝子をスイッチオンにする一番の原動力になるのではないかと、私は思うのです。
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簡単に感謝という言葉を口にするけど、その重さはいかほどであろうか。感謝というのは、相手から、あるいは自然から与えれれていることを有難く思うことじゃないだろうか。でも本当の感謝って何であろうかと考えてみたことがあるんです。
私たちは、多くの恩恵を受けていかされていることには間違いないです。これを否定する人はいないと思う。人は一人では生きていけないしね、と考えると、私たちはもらってばかりの人生を歩んでいることになっちゃうんだよね。だから、本当の感謝って、お返ししてこそ、感謝なんじゃないだろうか、と思えたんです。
でも多くの人は、ちゃんとお返しをしていると思うんです。仲間と一緒に楽しんだり、笑顔になったり、するのも相手への感謝のお返しということだと思えたりします。しかし、本当はもっとお返しをすることができるはずなのに、出し惜しみしているんじゃないだろうかと思うんです。
「恩返し」って言葉は、とても素敵な言葉ですよね。受けたご恩は、あまりにも大きすぎてとても同じ量をお返しすることはできそうにありませんが、ほんの少しでも恩返しできればと思っているんです。
感謝を行動にすることで、ご恩返しになっていくんですね。恩返しが恩返しになって、どこが始まりか分からなくなるくらいに、恩返しの連鎖となれば、きっと周りの人が笑顔になっていくように思うんです。