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変化を恐れず挑戦すること

2017年05月22日

2017年5月22日(月) 978/1000

<変化を恐れず挑戦すること>

 

 皆さん、おはようございます。

 

 「13歳からの 道徳教科書」 育鵬社 より引用

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 1961年、アメリカ合衆国の第35代大統領に就任したジョン・F・ケネディが尊敬する政治家として一人の日本人の名前を挙げました。上杉鷹山(ようざん)です。

鷹山は江戸時代中期から後期にかけての米沢藩の藩主です。上杉鷹山はもともと米沢藩の家系の生まれではありません。今の宮崎県の一部に当たる高鍋藩の藩主の二男として生まれ、米沢藩第8代藩主・上杉重定の養子になりました。そしてわずか17歳で第9代の藩主になりました。

上杉家はもともと大きな藩でした。しかし、関ヶ原の合戦で石田三成に味方したために徳川家康によって会津120万石から米沢30万石に減封され、また第3代藩主が跡継ぎを決める前に急死したためにさらに半分の15万石に減らされてしまいました。

収入が八分の一になったのに120万石当時の家臣団6000人を抱え、格式も踏襲して既に借金は20万両にも達していました。加えて幕府への出費や洪水の被害が藩財政を直撃し、悪いことには何度かの大凶作が追い打ちをかけていました。

藩主になって鷹山がまっ先に行ったのは藩全体に倹約の命令を出すことでした。短期間に大幅な収入が見込めない以上、できるだけ出費を切り詰めなければなりません。

当時は参勤交代といって江戸と領地とを交互に行き来して生活する慣習になっていましたが、江戸屋敷での自身の生活費を鷹山は七分の一にまで切り詰めました。

日常の食事は一汁一菜、衣服は綿服とし、屋敷で働く奥女中も50人を9人に減らしました。米沢での藩主就任祝いの宴会でもごちそうを止め、赤飯とお酒だけで行いました。その席で彼は、武士としては一番格下の足軽まで親しく声を掛けたといいます。このような鷹山の姿勢に共鳴する家臣もいた一方で、古くからの家臣たちの中には強く反発する者もいました。ついに、7人の有力な家臣が反旗をひるがえしました。しかし、鷹山はひるみませんでした。すぐさま7人に厳しい処分を下し、改革の姿勢をとり続けました。

鷹山は自らも鍬(くわ)を取って働きました。当時は藩主が自ら鍬を取って肉体労働をすることは驚くべきことでした。米の生産高を上げるために山をくり抜いて大規模な農業用水路を作り、新田開発や河川の改修、橋の架け替え、もみ倉の建設などを行いました。また、漆や桑、こうぞの木を藩内に百万本植えました。漆の実はロウソクの原料に、桑の葉は絹糸づくりの蚕のエサに、こうぞは和紙の原料になるものでした。

鷹山は質素倹約を奨励しましたが、将来の財政に繋がることにはお金を注ぎました。温泉地帯での塩の精製、藩内で産出する火打ち石の江戸での販売、墨、すずり、染料の藍玉の製造、陶器焼き場の建設、鯉の育成など、産業振興による収入増を行いました。下級武士には内職として一刀彫や人形などを作らせ、少しでも収入にするよう奨励しました。また江戸から細井平州という有名な学者を招いて藩の学校・興譲館を開き、家柄にとらわれない優秀な人材を育てました。また藩の財政支出の公開も行いました。こうして藩の建て直しの目途が立った頃、鷹山は35歳の若さで藩主の地位から退きました。跡を継いだのは前藩主・重定の実の息子でした。鷹山は中継ぎ役を果たしたのです。

鷹山の妻は重定の娘でしたが、生まれながらに心身に障害を持った妻を鷹山は心から慈しんだと言われています。

「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成さぬは人の なさぬなりけり」(上杉鷹山)

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リーダーは「覚悟」を持つこと。それがなければリーダーは務まらないと教えてもらいました。「覚悟」と一口に言っても難しいところですが、全てにおいて責任を取る、ということであると思います。

経営者としてそのような覚悟をもち、先頭に立って背中を見せること。そして未来の方向づけをしていくことが、経営者の重要な役割であると改めて感じるわけです。

  只今、53歳。人生も折り返しが過ぎて残された時間も多くはありません。だから、日々の時間を大切にしていかなければ、あっという間に時が過ぎてしまいます。だから、目標を決め、やるべき事を明確にしていくことが大切です。

何もしなければ、目まぐるしく変化する時代にあっという間に飲み込まれてしまいます。だから、変化を恐れず挑戦していきたいと考えています。

 

 

 

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